ファスト風土化する日本: 郊外化とその病理 (新書y 119)

著者 :
  • 洋泉社
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感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896918472

感想・レビュー・書評

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  • 2005.12 郊外化の病理。よーく分かります。犯罪は増えるし、日本中がみんな同じ風景だし、買えるものもみんな同じ。私ごとですが、先日なんか仙台へ行ったら、前日に東京のお店で買ったのとおなじ服がおいてありました。いまや当たり前か!

  • 大学時代にバイトしていた本屋の店長のオススメ本です。三浦さんが売れるきっかけになった本ではないでしょうか。

  • ★どこかで聞いた郊外論★ジャスコのあるような郊外の地方都市で犯罪が多発する。中心地の商店街が薄れ、どこもかしこも同じような景色は地域性を失っているという警鐘はすでに耳慣れた指摘。対照としてあげる吉祥寺などのは理解はできるが、ではどうすればその方向に地方都市を転換できるのかが分からないのが、この種の論にいつも感じる不満だ。続編を読むべきなのだろう。しかし「ファスト風土」という造語はそれが指し示す風景以上に安っぽい。

  •  農村型消費社会のシンボル ジャスコ
     消費社会化した地方 消費社会化してイカれた地方
     低所得層ほど教育費が減少し、テレビやゲームばかり、低い階層の子供ほど学習時

  • 事象と数字とを最高のタイミングで提示することで、否定しようがない「真実らしさ」を作りあげる、天才的作者。

  • ジャスコが印象的。

  • ジャスコの話はなるほどと思いました。
    街がどんどん無機質になっていっている感覚は前々からありました。
    便利なのはいいけど、便利すぎるのは毒です。

  • 分類=郊外・まちづくり。04年9月。

  • 都市に憧れ模倣した結果、日本の郊外の風景は均一化され、どこまで行っても同じ風景が広がるようになってしまった。ファミレス、量販店、スーパーマーケット。自らすすんでアイデンティティを失った「故郷」
    薄っぺらいモノカルチャー化した地方が作り出す軽薄な文化。
    豊かさとは何だろう。

  • 日本の都市及び郊外の開発の風景に対し、危機感を抱いている筆者。自動車社会、ショッピングセンターなど、コミュニティを破壊する要因だと論じている。共感できる部分は多々ある。金儲けだけではない、都市のデザイン、地方のデザインを模索しなければならない時代である。

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著者プロフィール

三浦展(みうら・あつし)
1958年生まれ。社会デザイン研究者。カルチャースタディーズ研究所代表。家族、若者、消費、都市、郊外などを研究。著書に『 「家族」と「幸福」の戦後史――郊外の夢と現実』 (講談社現代新書) 、 『ファスト風土化する日本――郊外化とその病理』 (洋泉社新書) 、 『東京は郊外から消えていく!』 『首都圏大予測』 (光文社新書) 、 『愛される街』 (而立書房)などがある。

「2022年 『中央線がなかったら 見えてくる東京の古層』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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