だれが日本の「森」を殺すのか

著者 :
  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896919288

作品紹介・あらすじ

国土の67%が森林、需要も十分ある、国産材を望む消費者も多い-なのに何故、大量の外材を輸入し、豊富な「木材資源」を生み出す日本の森を死に追いやろうとするのか!"木づかいの国・日本"の森林・林業を再生する道筋を提言。

感想・レビュー・書評

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  • 日本の山には、出荷を待つばかりの木材がたくさん成長しているのだが、林業不振のため山野は荒廃し、維持が出来なくなりつつある。木材価格は国産材が輸入材よりも安い!のだが、国内住宅建築メーカーは、価格が高くても外材を利用する姿勢を示すのは、どうして?そんな導入から、日本材輸出開始やブランド化、都市住民と林業家を結ぶ動きなど近年の日本の山林をとりまく問題をルポした良書。

  • 分類=森林。05年6月。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。静岡大学農学部を卒業後、出版社、新聞社等を経て、フリーの森林ジャーナリストに。森と人の関係をテーマに執筆活動を続けている。主な著作に『虚構の森』『絶望の林業』『森は怪しいワンダーランド』(新泉社)、『獣害列島 増えすぎた日本の野生動物たち』 (イースト新書)、『森林異変』『森と日本人の1500年』(平凡社新書)、『樹木葬という選択』『鹿と日本人―野生との共生1000年の知恵』(築地書館)、『ゴルフ場に自然はあるか? つくられた「里山」の真実』(ごきげんビジネス出版・電子書籍)など多数。ほかに監訳書『フィンランド 虚像の森』(新泉社)がある。

「2023年 『山林王』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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