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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784896943627
作品紹介・あらすじ
小社では3月下旬に新刊『日本の観光5』(本体価格2800円)を刊行いたします。
本書は、『日本の観光―昭和初期観光パンプレットに見る』(全5巻)の完結巻で、旅行後には捨てられていく運命にあった今では貴重な当時の観光案内を手がかりに、日本各地の観光地がどのようにして形づくられたのか、観光文化を考え、探るという書籍です。パンフレットを地域ごとに分類して多数収載し、「大正の広重」と謳われた吉田初三郎ら名人の手になる見事な「鳥瞰図」をカラーで紹介してあります。年一冊のペースで刊行し、ようやく完結となりました。
感想・レビュー・書評
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【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/573285 -
もう少しでGWになる。
もう予定を立てている人も、これからの人も、行く予定のない人も楽しめるのが今回の本。
昭和初期の観光パンフレットを眺めながら、その当時の状況を解説しているのでいろいろ知ることができる。
東北で行ったことのあるのは、山形県の出羽三山神社と青森県の弘前城。
弘前まで鉄道が開通したのは明治27年。
奥羽北線(奥羽本線)弘前駅ー青森駅間が開通したことで、明治24年に日本鉄道(東北本線)上野駅ー青森駅間が全通したことにより、発展していった。
「ひろさき」(昭和8年5月 吉田初三郎画 弘前市役所発行)の表紙には、岩木山を背景にした弘前城天守と、赤い欄干の橋の周辺で桜が満開の絵柄。
風情があっていいなあ。
「庄内電車沿線名所絵図並み案内」(昭和5〜9年 金子常光画 庄内電気鉄道発行)を見ると、昭和5年に鶴岡駅ー湯野浜温泉駅間で開業した庄内電気鉄道の路線と沿線の様子を描いている。
遠くには鳥海山、羽黒山の出羽神社、月山山頂、湯殿山、そして日本海という鳥瞰図。
パラパラめくっていくと、当時の人々が旅行を楽しんでいる姿が浮かんできそうだ。
著者プロフィール
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