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- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896948868
感想・レビュー・書評
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モローが自分の絵に付けたコメント(蒐集家向けだったり耳が悪かったお母さん向けだったり)を添えた画集。個人的には絵を眺められれば十分なので、次第にモローのコメントは飛ばし読みになってしまった。ただし訳者の藤田さんによるものか、題材の解説がわかりやすくてよかった。ギリシャ神話の神様の関係など、知らないものがたくさんある。
おなじみの絵以外には、「父なるアポロの許を去り世界を照らしにゆくムーサたち」「サッフォー」がよかった。モローが今生きていたら、映画のコスチュームデザインなんかやったかも。 -
卒論用に。画家の自分の絵に対する発言は貴重だと思います。
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19世紀後半のパリで、神話や聖書に題材をとって独自の世界を描いたモローの作品と、手記。
有名な作品が多いので、見ると、あああの絵の人かと思うだろう。でも、彼と印象派が同時代というのは、想像できなかった。印象派があれだけもてはやされパワーをもっていた時代に、こういう作風をつらぬくのは、そうとう頑固だったんだろうな、と思ったら、手記もなんだか頑固者っぽい。
つか、とても真面目な人柄がよくでていた。
目の保養にも、心へのエッセンスにもなる1冊。
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