世界昆虫食大全

著者 :
  • 八坂書房
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本棚登録 : 22
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896949209

感想・レビュー・書評

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  • ものすごく面白かった。学術的な非常に真面目な書籍です。が、読み進むにつれて昆虫が普通の食材で料理本を読んでいるような気分でなにもかも美味しそうに見えてくるから不思議。特に干しセミなんかは翅をとってさっと40秒ほどパンフライするだけで、外はパリパリで中身はまろやか、まるで塩味のベーコンのパイ包み焼きみたいだそうだ。よく考えるとカニとかも見た目は昆虫っぽいから、ソフトシェルクラブみたいな感じだと思えば嫌悪感なんぞは消し飛ぶようにおもうんだが、、どうだろう。ゲンゴロウなんかは塩茹でしてから乾燥させると保存食になり、食べるときに翅と足をとってパリポリたべる。最初は独特の臭気があるが慣れるとやみつきになって絶えず嗜食するようになるという、ゲンゴロウジャンキーかっ。オセアニアの章ではパプアニューギニアでのカニバリズムについても言及されているが、二次的にウジをわかせることで食材発生源にもされることが興味深い。そういえば、日本では有名な幼児用のお菓子マンナ、マンナというと旧約聖書『出エジプト記』に出てくるのはしっていたが、マンナがカイガラムシやアブラムシの排泄物だったというのは知らんかった。確かにアリなんかがアブラムシを育てて甘い汁を尻から出させて収穫するのは知っていたが、人間もくうてたんやねぇ。そうすると、西洋の神様は昆虫食を推奨ということに。それに世界全体でみるとバッタを食べていない地域をさがすほうが難しいほどバッタなんかはポピュラーな食材。でもゴライアスオオツノハナムグリとかサイカブト、アクテオンにヘラクレスとか食べるのはもったいないなぁ、、と思ってしまう。ちなみに串焼きだそうだ。

  • 受験生が辞書を手放せないように、コレがないと日々困ってしまう。虫食いにとっての虎の巻だ。

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