大学の起源

制作 : Charles Homer Haskins  青木 靖三  三浦 常司 
  • 八坂書房
3.40
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本棚登録 : 34
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896949476

作品紹介・あらすじ

"十二世紀ルネサンス"以降中世の大学はいかに育まれたか-謎の多い起源から、初期の制度や教育内容の詳細、さらには学生の生活の様子にいたるまで、誕生まもない大学の姿を、西欧中世における知的復興の成果として軽妙に活写した名著。重要な関連史料の抄訳も併録。

感想・レビュー・書評

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  • 最後の大学記録(資料)はとても参考になる。学芸学部の教授科目に関する情報は意外に少ないからだ。

  •  中世に自然発生した研究と教育のための機関「大学(universities)」の成立をコンパクトに解説した本。講義がもとになっているのですごくわかりやすい。第一部「大学制度の発生」は、現代まで残る大学の仕組について。第二部「大学教育」は、七自由学芸(seven liberal arts)を中心とした当時の教育や教科書、それから主に教師について。最後の第三部「学生の生活」では、今も昔も変わらず生き生きとした若者の姿を紹介しています。
     訳者あとがきには、初訳当時(1970年)おそらく最盛期の終わりにさしかかっていた学生運動との関わりが見て取れます。大学という存在を問い直すきっかけとなった運動に対する、一つの答えとしての訳業。翻訳ってこういうところにふっと時代性が出たりするのでおもしろいですね。ちなみにもととなった講義は1923年のものだそう。あと、訳者が付け加えた巻末の「大学記録(資料)」部もおもしろかったので、翻訳としてはなかなかいい仕事をしてくれたんじゃないでしょうか。
     次は同著者の『十二世紀ルネサンス』を読むつもりなので、いい準備運動になったような気がします。

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