中世教皇史

制作 : Geoffrey Barraclough  藤崎 衛 
  • 八坂書房
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本棚登録 : 26
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896949919

作品紹介・あらすじ

歴史の中の教皇-その実像に迫る。教皇権を「本質的には中世ヨーロッパで生まれた」ものと喝破し、西欧中世の実社会の動向の中に、その興隆と衰退の実態を見定め、物語性豊かに描き出した名著。歴史の靄に包まれた「ヴァティカン以前」の教皇と教皇庁の本質を鮮やかに炙りだす。図版多数。

感想・レビュー・書評

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  • 皇帝や国王と教皇の関係が、いまいちわからず。
    叙任権闘争だの、カノッサの屈辱だのと、信仰と権力の争いを複雑かつおもしろくしている教皇って何なの?
    ということを理解出来れば、と思ったのだけど。
    世界史と地理の知識がまともに頭に入っていない人間には、難しすぎた。
    淡々と書かれているのに、え、いきなり叙任権闘争に話入っているの!?とか。
    国家間関係とか人物についてもっと詳しく解説してくれたら、わかりやすかったのに。
    ある程度、世界史の知識を持っている人は、おもしろく読めると思う。

    学んだのは。
    キリストの代理人にして殉教者ペトロがローマで死んだが故に、ローマ教会は地位を主張出来た。
    だから教皇はローマから発展していった。
    教皇も宗教的熱情にあふれた人から、俗物やら、ほとんど無能な人までバラエティに飛んでいて、結構失策もやらかしていた。
    金や土地に執着していたせいで、思ったよりも民衆に受け入れられていなかったようだ。
    教会間の争いを決めるのは自分のところだ!とやっていたおかげで、司法機関のようになってしまって、お祈りよりも裁判で忙しくなったり、それで教会内部の人に払う金がなくなったりと、悪循環していた時期もあった。
    やはり宗教も、組織化されれば、あくまで権力機構の一部。
    これで、よくぞ今、教皇様って感じの尊崇を受けるに至ったものだ。

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