ギュスターヴ・モロー―絵の具で描かれたデカダン文学 (六耀社アートビュウシリーズ)

著者 :
  • 六耀社
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本棚登録 : 69
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784897373881

作品紹介・あらすじ

画家マチス、マルケ、ルオーを育て、プルースト、ブルトンに影響を与えた孤高の象徴画家モロー。絵画の世界のみならず、文学者にも圧倒的な支持を得た幻想芸術の全貌を文学者・鹿島茂が解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 鹿島茂によるモローガイド。小さい本だけれどキーになる絵は拡大図が繰り返し登場して堪能できるし、万華鏡のような効果も上げている。解説は的を絞ってストーリーがあり、読みやすい。

    仏文学者のガイドだけあって、当時のモロー作品が文学に与えた影響についての記述が興味深い。ユイスマンスとフローベールは要チェックかも。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ユイスマンスとフローベールは要チェックかも。」
      そんなコトが書いてあるなら、読んでみよう。この本を、、、
      「ユイスマンスとフローベールは要チェックかも。」
      そんなコトが書いてあるなら、読んでみよう。この本を、、、
      2014/04/14
  • 4/12 読了。
    モローをミソジニーというのはどうか?

  • 世紀末幻想美術の代表格。その彼の魅力を知る手頃な本。
    画家は自身を“歴史画家”と認識していたようですが、その画風から今では“幻想画家”として知られています。
    《出現》の構図は当代の人々に衝撃的で、ワイルド、ビアズリーに影響を与えました。

  • デカダンス、世紀末、ファムファタル(宿命)といった一つの美しい時代を作り出したモロー!思った以上に彼の美術史上果たした役割は大きかった。美しいものが好きなら人生のどこかの時点でモローはいつか通る地点にいるのだと思います。これも入門書としてはわかりやすいし良かったです。

  • 2005年の展覧会以来はまっている。なかなか彼の画集等がなく、書店でこの本を見つけてすぐに購入した。独特の絵画で、それに対する評価が比較的深く紹介されており、絵画もきれい。この値段でここまでの書籍を作成してくれた六耀社に感謝。

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著者プロフィール

一九四九年(昭和二十四)、横浜に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、明治大学国際日本学部教授。専門は、十九世紀フランスの社会生活と文学。九一年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、九六年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、九九年『愛書狂』でゲスナー賞、二〇〇〇年『職業別パリ風俗』で読売文学賞、〇四年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞。他の著書に『ドーダの人、小林秀雄』『ドーダの人、森?外』『パリの秘密』『文学的パリガイド』『渋沢栄一』『悪の引用句辞典』『昭和怪優伝』『モンフォーコンの鼠』等がある。

「2018年 『ドーダの人、西郷隆盛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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