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- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784897377308
作品紹介・あらすじ
東大本科進学目前の二十三歳の時、漱石は建築家になることを決心していた。しかし、その夢は、あっさりと友人に打ち砕かれてしまうのだが、建築、美術、デザインなど、日本文化への、厳しくも深い愛を、その後も漱石は持ち続けていた。「皮相上滑り」という言葉に代表されるように、文明開化を期に大きく変容した日本文化を危惧し、晩年、学生たちに向かって、お節介とも思われるほど、熱く語り続けた漱石…。『デザイン』という言葉がまだ日本にない時代、漱石の語った内容は、まさに『デザイン』そのものだった。長年、編集者として、デザインの最前線を見続けてきた著者が読み解く、漱石先生の『デザイン論』。
感想・レビュー・書評
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夏目漱石はもともと建築家志望だった! 知らなかった。でも彼は、明治の日本ではセコいものしか作れない、文学のほうが世界とタメを張れるぞと言われて建築家を断念したんだけれど、ひょっとしたら辰野金吾のライバルになっていたかもしれない。
明治時代の漱石の和洋の狭間での葛藤は本物 和文化に徹することもできたかもしれない
-引用
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米田という学友の意見
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漱石の仕事に対する考え方と、自分の仕事に対する考え方がリンクするところがあった。時間が経ってからもう一度読みたい一冊。
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