ありえないデザイン (クリエイターの見方と考え方1 ソリストの思考術)

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  • 六耀社
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784897377568

感想・レビュー・書評

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  • 地元の知っているあれこれ、好きなデザインは梅原さんがしてたのかという初歩的な気づきが一つ。あと第一次産業のためのデザインのみ、風景を維持するためのデザインという一貫した意識の高さに感激。仕事に対する姿勢もどこまでもいごっそう。ローカルを掘り下げるとグローバルになるという明言にも納得。デザインの奥にある本質があるから廃れない、通用する。背筋が伸びる本

  • 前から梅原さんの仕事については断片的に知っていて、面白い人だなあと思っていたので、まとまった本を読んでみた。
    デザイン、という時、最近では問題解決の手法としてのデザイン思考がよく取り沙汰されてると思う。でも、この本を読むと、やはり「デザイン」そのものが持つ力と、それを提案できる揺るぎない才能、技術が大事なんだなあと改めて思う。
    最後の章、「梅原真をめぐる人々」はまた、梅原さんのキャラクターが浮き彫りになって、相当面白い。それまでの章ではすごく明確に書かれていることが、実は現場では、梅原さんの頭の中だけで展開し、周りにはすぐに伝わってなかったってあたりは、そういう人が身近にいたのですごくよく分かる。でも、そういうエネルギーが人を惹きつけるんだな、と思う。

  • 何をプロデュースするか、基本事項が列記。参考書。

  • デザインはものづくりの基礎。確かにそう思います。
    最後の方に出てくる「図工・デ」のお話。公教育でこんな視点が持てると豊かな人材が育っていくように思います。

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著者プロフィール

高知市生まれ。高知県在住。「土地の力を引き出すデザイン」をテーマに「そこにあるもの」をデザインする。柚子しかない村の「ぽん酢しょうゆ・ゆずの村」。かつおを藁で焼く「一本釣り・藁焼きたたき」。荒れ果てた栗の山から「しまんと地栗」。4㎞の砂浜を巨大ミュージアムに見立てる「砂浜美術館」。四万十の鮎を原稿料に『水』の本。高知の森林率84%を自慢する「84プロジェクト」。秋田美人をモチーフにした「あきたびじょん」。島根県隠岐郡海士町のアイデンティティ「ないものはない」のプロデュースなど。農林水産省の支援を受け、一本の川全体の生き方をブランディングする「しまんと流域農業organic」進行中。MBA(Master of Bunkou Administration)が取得できる、実技と座学の学校「しまんと分校」を建設中。2016年、毎日デザイン賞特別賞受賞。武蔵野美術大学客員教授。

「2023年 『わらうデ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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