人は、人を浴びて人になる―心の病にかかった精神科医の人生をつないでくれた12の出会い

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  • ライフサイエンス出版
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感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784897753621

作品紹介・あらすじ

人生には振り返るといくつかの大切な出会いがある.。絶望の一本道で立ちすくんでいた著者に希望を見出させた12の出会いを赤裸々に綴った感動のエッセイ。
統合失調症の母を持ち、辛く孤独な幼少時代を過ごした著者。世間への恨みをバネに医者を目指すが、先の見えない絶望感から摂食障害、依存症、リストカットなど心の病にかかり、研修医時代に2度の自殺未遂を起こす。
その後、いくつかの「出会い」に遭遇することで、少しずつ人生を肯定して生きられるようになる。自身の生い立ちと共に見つめ直す自伝的エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 著者、夏苅郁子さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。

    夏苅 郁子(なつかり いくこ、1954年 - )は、日本の精神科医。

    北海道生まれ。父親の転勤で、幼少期から中学時代まで引っ越しが多かった。10歳のとき、母が統合失調症にかかる。家庭を顧みず収入を家に入れぬ父親とは疎遠であり、病んだ母親と二人の孤立した過酷な少女時代を送る。

    両親が離婚した後、実家に引き取られた母と会うことを拒む。父の籍に残ることになったがもともと疎遠な父と暮らすことはなく、孤独と絶望から2度の自殺未遂。友人の仲介により母と再会した。その後イラストレーターの中村ユキ著の「我が家の母はビョーキです」という本を読んで、母の統合失調症を真正面から向き合うことにした。


    現在の精神科医という仕事に就いているのは、若い頃の過酷な日々があったためなのかもしれません。
    今後とも、仕事を通しての活躍をお願いしたい方です。


    で、『人は、人を浴びて人になる―心の病にかかった精神科医の人生をつないでくれた12の出会い』の内容は、次のとおり。(コピペです)

    人生には振り返るといくつかの大切な出会いがある.。絶望の一本道で立ちすくんでいた著者に希望を見出させた12の出会いを赤裸々に綴った感動のエッセイ。
    統合失調症の母を持ち、辛く孤独な幼少時代を過ごした著者。世間への恨みをバネに医者を目指すが、先の見えない絶望感から摂食障害、依存症、リストカットなど心の病にかかり、研修医時代に2度の自殺未遂を起こす。
    その後、いくつかの「出会い」に遭遇することで、少しずつ人生を肯定して生きられるようになる。自身の生い立ちと共に見つめ直す自伝的エッセイ。

  • 超個人的私的感想





    実際、お世話になっている先生。
    今まで何かあっても誰にも言わず自分の中で解釈してきた人生の中、先生は初めて私に新しい考えをくれた人。
    毎日馬鹿みたいに泣きながら電車に乗らずに済んだのも先生のおかげ。
    だから読みたかった。

    人との出会いを大切にすること。
    いつか失うのが嫌で大切なものを増やしたくない。関係性に「諦め」が常にあった。
    けど、先生みたいに出会いをに大切にしたら、もっと人を大事にできる人になれるかも。
    出会いや、出来事から自分の成長、成功体験を見つけたいと思った。

    最初は、読んでいて辛くなるの、共感する所も沢山。
    でも、先生の言葉は優しいから、嘘が無いから、素直に受け入れられるし、持ちたくない希望が持てて少し嬉しくなっちゃう。

    きっと地に足を着いて生きていけた時、先生は私にとって人薬のひとりで、
    今も、もちろんそう思ってる。
    私は先生だからこその診療に救われている。

    毎日、生き繋いで生きているような私だから今こんな事しか書けないけど、いつか普通に生きられたらいいな。

  • 「家族」「当事者」「精神科医」の三つの立場をもつ女性の自伝的エッセイ。

    こんなに率直に語っていただいていいのだろうか、と感じるくらい身近に感じるエピソードの数々でした。

    何歳の時にどんな出来事があり、それをどんな風に受け取ったのか。回復にはどんなことが力になったのか。

    精神疾患に限らず、しんどさや生きづらさを感じる方に読んでいただけたらと思いました。

  • まさに人を浴びて人になってきた出会いの軌跡。
    人薬の偉大さを改めて思う。

  • 請求記号 916-NAT-精神9
    https://opac.iuhw.ac.jp/Otawara/opac/Holding_list/search?rgtn=1M020118
    精神疾患の母親に育てられ、ご自身も病にかかった児童精神科医夏苅郁子先生の物語。これまでの困難な人生の中で一番役にたったのは? 薬でも医者でもない、人との関係だという先生の世界はあたたかな日陽ざしの中にいるようである。

  • 私が感想を書くことを、もしかすると求められていないかもしれない、それほどに当事者感満載だった。

    職場の人から借りて、返してほしいと言われるまで読むのを忘れてた本。
    週末に一気読み。

  • タイトルが素敵。
    前著『心病む母が遺してくれたもの: 精神科医の回復への道のり』と同じ傾向の内容で、人との出会い別に編集し、新たなエピソードを付け加えた本。

  • 友人にオススメされた本。なかなか興味深い。

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著者プロフィール

児童精神科医、医学博士。
1954年、北海道札幌市生まれ。浜松医科大学医学部卒業後、同精神科助手、 共立菊川病院、神経科浜松病院を経て、2000年、静岡県焼津市に「やきつべの径(みち)診療所」を夫と共に開設。
日本精神神経学会専門医・精神保健指定、子どものこころ専門医機構認定医、日本児童青年精神医学会認定医。
全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)理事、日本精神神経学会代議員
日本小児精神神経学会会員、日本うつ病学会会員、日本統合失調症学会会員。
主な著書に『心病む母が遺(のこ)してくれたもの 精神科医の回復への道のり』『もうひとつの「心病む母が遺(のこ)してくれたもの 精神科医の回復への道のり』(共に日本評論社)、『人は、人を浴びて人になる』(ライフサイエンス出版)。
共訳書に『認知療法入門』『いやな気分よ さようなら』(共に星野書店)がある。

「2021年 『精神科医療の「7つの不思議」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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