- Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898063446
感想・レビュー・書評
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器に語りかける。
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鎌倉でうつわを扱うショップを経営している、うつわ好きには著名な作者が自身の器に惹かれる気持ちを少し詩的な雰囲気で綴った文章と、著者の好みの器(手に包む器)の写真で構成された一冊だ。
巻末に「つくり手」の村田森との対談があるのがおもしろい。
私個人もうつわが好きだけれど、いろんな考え方や、好みがあるなぁと思う。 -
祥見知生さんの器への愛を語る本。「日々の器」の方が良い。扱っている陶芸作家は重複。村田森との対談よし。
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写真の器の写り方に筆者の目線を感じる。写真自体が美しいとまでいかないが、筆者が間近に見つめている器の部分(高台だったり口縁だったり)の楽しみ方に気付く人がいるかもしれない。
村田森との対談もいい。器への想いがにじみてでている。
本文自体は、きれいな文体だけど言葉遣いが力強いようでいてのっぺり(それこそ作為があるといか)な感じでもったいない。 -
器や作り手への深い愛情が伝わってくるエッセイ。
器を「うちの子」と呼び、新しい器を仲間入りさせるときに大きな顔をさせすぎると、他の子が拗ねて、あっさりと割れてしまう、というエピソードが気に入った。村田森さん、追っかけてみようと思った。