- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898148808
感想・レビュー・書評
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うっわー。よくもこんなおぞましい(?!)話を集めてきたもんだ‥と(特に最後の方になるにつれて)思ったけど、いや、ほぼ全員文豪と呼ばれるくらいの人たちばかりなんだよね。しかも川端康成もふくめて、ノーベル文学賞受賞者が数人いる?!
たぶん、生理的に合わない人は合わないだろうなあ・・。この本、中学生が手に取るような当たりの本棚に置いてあったけど、PGを付けた方が良いんじゃないかとふと思ったり・・。
取り上げてある作品の中で、私が読んだとはっきり言えるのは『伊豆の踊子』と『愛と死』くらいかな。『風立ちぬ』も大学のころ読んでるはずなんだけど、あんまり私向きではない。自分が丈夫すぎるから(??)ぴんと来なかったのかも・・。
『伊豆の踊子』は訳あって毎年最低一回は読み返す。私の解釈とちょっと違うけど、まあそうとれんこともないかな?
『愛と死』は、そうなんですよ、スペイン風邪が絡んでたんだ・・。これ読んだの、中学生の時でそれ以来読んでなかったんで、こんな話だったかと。最初は当時の進研ゼミ中学講座の国語で読んだんでした。昔は、教科書とかと関係ないカリキュラムだったんで、こういう文学とも出会えたんだよな・・もちろん全部は載ってなかったから、その後、文庫で。当時は結構、武者小路実篤好きだった。近年、頭の方だけちょっと読んだけど、今の中学生には読めるかなと思った。ちょっと時代が遠すぎる感じがして・・。
そういう意味で、こういう切り取り方で数々の作品を紹介されるのは、いいきっかけになるかもしれないよね・・。確かにすごい話が多かったけど、これを機にちゃんと読んでみようと思った作家さんもいたから・・。倫理とか道徳とか離れて、人間の業の深さというか、文豪たちの妄想の凄まじさとか、実に興味深かった。
誰にでもはお勧めできないけど、面白く読めた一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルも編集も内容も、思った通りの内容。
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割とよく思いつく企画だがよく一冊にまとめきったな、と。
純文学とか言ってもその当時はラノベと同じ。書く方も大概だ。 -
とっつきにくい文学作品もこれを読んだら読めるかも!?
今まで難しそうだと思ってた本が実はロリ小説だったり・・・かなりの驚きを味わえること間違いなし!! -
イラストも好みだし解説も分かりやすい。とりあえずジョルジュ・バタイユの『眼球譚』は読んでみたい
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良書!純文学さいこー!えろーっ!かばゆーいっ!
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私の学校の図書室にどどんと置いてありました。
迷わず手に取ってしまった時は「あれ私何やってんだろ」と思いましたが、読んでみるとどんどん引き込まれて行きました。
何が面白いって、解説者のテンションが面白い(笑)