萌えで読みとく名作文学案内

著者 :
  • インフォレスト
3.32
  • (4)
  • (5)
  • (12)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 64
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898148808

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • うっわー。よくもこんなおぞましい(?!)話を集めてきたもんだ‥と(特に最後の方になるにつれて)思ったけど、いや、ほぼ全員文豪と呼ばれるくらいの人たちばかりなんだよね。しかも川端康成もふくめて、ノーベル文学賞受賞者が数人いる?!
    たぶん、生理的に合わない人は合わないだろうなあ・・。この本、中学生が手に取るような当たりの本棚に置いてあったけど、PGを付けた方が良いんじゃないかとふと思ったり・・。
    取り上げてある作品の中で、私が読んだとはっきり言えるのは『伊豆の踊子』と『愛と死』くらいかな。『風立ちぬ』も大学のころ読んでるはずなんだけど、あんまり私向きではない。自分が丈夫すぎるから(??)ぴんと来なかったのかも・・。
    『伊豆の踊子』は訳あって毎年最低一回は読み返す。私の解釈とちょっと違うけど、まあそうとれんこともないかな?
    『愛と死』は、そうなんですよ、スペイン風邪が絡んでたんだ・・。これ読んだの、中学生の時でそれ以来読んでなかったんで、こんな話だったかと。最初は当時の進研ゼミ中学講座の国語で読んだんでした。昔は、教科書とかと関係ないカリキュラムだったんで、こういう文学とも出会えたんだよな・・もちろん全部は載ってなかったから、その後、文庫で。当時は結構、武者小路実篤好きだった。近年、頭の方だけちょっと読んだけど、今の中学生には読めるかなと思った。ちょっと時代が遠すぎる感じがして・・。
    そういう意味で、こういう切り取り方で数々の作品を紹介されるのは、いいきっかけになるかもしれないよね・・。確かにすごい話が多かったけど、これを機にちゃんと読んでみようと思った作家さんもいたから・・。倫理とか道徳とか離れて、人間の業の深さというか、文豪たちの妄想の凄まじさとか、実に興味深かった。
    誰にでもはお勧めできないけど、面白く読めた一冊でした。

  • タイトルも編集も内容も、思った通りの内容。

  • 男女の違いはあるとはいえ、たまにネットで話題になる「図書室で読めるBL小説」なるまとめを思い出した。

    有名、無名を問わずよく集めた物だ。現代の女sageが気にかかるものの、全体的に軽い文体で読みやすい印象。

    ただ、その、ちょっと、挿絵は萌え……なかった……かな……。

  • 割とよく思いつく企画だがよく一冊にまとめきったな、と。
    純文学とか言ってもその当時はラノベと同じ。書く方も大概だ。

  • とっつきにくい文学作品もこれを読んだら読めるかも!?

    今まで難しそうだと思ってた本が実はロリ小説だったり・・・かなりの驚きを味わえること間違いなし!!

  • イラストも好みだし解説も分かりやすい。とりあえずジョルジュ・バタイユの『眼球譚』は読んでみたい

  • 良書!純文学さいこー!えろーっ!かばゆーいっ!

  • 私の学校の図書室にどどんと置いてありました。
    迷わず手に取ってしまった時は「あれ私何やってんだろ」と思いましたが、読んでみるとどんどん引き込まれて行きました。
    何が面白いって、解説者のテンションが面白い(笑)

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ITジャーナリスト。ITビジネスやIT機器について、消費者や生活者の視点からやさしく解説する力量に定評がある。著書に『Google の正体』(マイコミ新書)、『インターネット社会の幻想―世界最強のメディアをめぐる誤解と正解』(アルク新書)、『グラフはこう読む! 悪魔の技法』(三修社)、『Macの知恵の実』(毎日コミュニケーションズ)、『ゲームの父・横井軍平伝―任天堂のDNAを創造した男』(角川書店)などがある。

「2013年 『あなたの家族がよろこぶiPad生活入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

牧野武文の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×