箱庭センチメンタル

著者 :
  • リトルモア
3.11
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  • (1)
本棚登録 : 25
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898150672

作品紹介・あらすじ

あの事件の現場を歩く。例えば、バズジャック少年宅の赤い花。誰も見たことのない「事件風景」がここにある。

感想・レビュー・書評

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  • 正直センチメンタル( )過ぎると感じる。
    一個人が新聞・ニュースで知った事件を現場まで行って「被害者・加害者はどんな気持ちだったかなぁ〜…」と若干の詩的表現を交えて考えてみたまとめ、という感じ。
    事件について、一般人が知り得る以上の詳細が書かれていることを期待して読んだので残念と感じました。

    当時の事件をリアルタイムで知っていたら共感はできたかもしれない。

  • 368
    女性誘拐監禁、バスジャック、世田谷一家殺人…事件のあった土地を訪ね歩く

  • 色んな事件の現場に足を運び、著者の感じたことなどを綴っていくというスタイル。

    事件には「箱庭」という共通点がある。
    どれも「箱庭」のように閉じた環境から生まれたものだったり、そのような環境で育んでしまったものだったり。

    事件についての説明は少なめで、ほぼ概要のみ。
    そのような「箱庭」に関する現場で、ひたすら感じたことをつらつら。

    パーソナルな文章ではあるが、何も事件だけではなく「現場」に足を運ばないと分からないことはある。
    広告にしてもライブにしても、スポーツイベントにしても。

    五感を使って情報を摂取することでこそ、肉体化されるものもあるはず。

  • 過去にならない哀しい現場の今

  • 非常にセンチメンタル。タイトルがとても上手いこと言ってます。途中で「村上春樹っぽい」と思ったのは何でだったんでしょう。都会のドライっぷりがあんまりすきじゃない、お花への愛が随所に見受けられました。文章よりは写真が好きかなぁ。

  • 友人に貸して好評だった一冊。事件が起こったその場所にあるのは恐ろしい程のありふれた日常。時間の流れがどういうものかというのを考えさせられます。

  • 掲示板でよしこうしさんに勧められて読んでみたわけですが
    最初にタイトルを見たときは
    「なんかメルヘンチックな本なのかな」
    と思っていました。
    んで、図書館で借りてきて目次を見てびっくり。

    文京区音羽幼女殺害事件
    新潟県柏崎市女性誘拐監禁事件
    横浜市少年少女捨子事件
    佐賀市十七歳少年バスジャック事件
    大阪泉南市一家五人餓死事件
    JR新大久保駅転落死亡事故
    世田谷一家殺害事件
    弘前市武富士強盗放火事件
    浅草レッサーパンダ短大生刺殺事件

    いったい何の本だ?
    と思いました。
    著者が感じた「箱庭」的な事件の現場に行ってみて
    事件の当事者たちが見たであろう「景色」を
    自分の目で見て話を聴き
    写真を撮り文字にしたものでした。
    この本の大切な所は
    事件を解決しようとか
    原因を明らかにしようというのではなくて
    そこで何が起こったのかを
    現場とその近隣の「風景」を通して
    伝えようとしている部分だと思います。
    あまりにもセンチメンタルに感じ入りすぎていて
    事件そのものから遠ざかってしまっているのですが
    この作品はジャーナリズムではなくて
    著者の感性を事件を通して見せているものだと思うので
    その感性を気に入るかどうかだと思いました。
    うーん、言葉が変かな・・・。
    なんというか
    事件のリアルさよりも
    著者が感じたことのリアルさ
    を本の中から感じるのですよ。
    事件を調べて出てきた事実関係ではなく
    周りの風景を通して
    著者が自分の中で感じたことを書いている。
    そして、そこに意味がある
    って感じでしょうか。
    「何かに届きそうな感じ」
    がしました。

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