- Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898150818
作品紹介・あらすじ
反骨の知識人・チョムスキーの最新のインタビューとその活動の記録。
感想・レビュー・書評
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言語学者として、よりも活動家としてのチョムスキーの方が好きだ。冷徹で激しい。
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テロリズム、特に国際テロリズムは自分側がしたことにはその名前を付けない。井上達夫の「反転可能性」を補完するような言説である。このテーマに終始し、第二次世界大戦以降のアメリカを中心とした民主国の不正義の実態を示していく。
斎藤考平に示されたグローバルサウスからの収奪汚染問題に通じ、さらに汚れていることに表面上援助の名のもとに虐殺行為を生む行為の告発だ。
少しずつ意識は前進していくと言う。希望はあると。
本書から20年がたった今トランプという猛毒のリトマス試験紙を経て、コロナ禍という諮問をくぐり、加速されていることを望みたい。
もちろん五感を駆使し、隠されていく不正義への警戒を怠ってはならない。
トランプがバイデンに変わったからといって、SDGsがお盛んだからといって、全て良くなるわけはないじゃないか。そうだろ。 -
ノーム・チョムスキーのインタビュー集。インタビューで相手のかけひきでの発言なので、彼本来のストレートさに欠ける気がする。しかし内容そのものは現在の「民主主義」体制の枢軸国に対する辛辣な批判である。こういう激しい批判が出されているのに、ほとんどの人が知らないということが、現体制の恐ろしいところだ。まだ中国などの方が、問題があるとしてもそれが報道されている点では確かにむしろましである。
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10年以上前の本なのに、新鮮。今は、この時よりさらに状況は悪くなっている。
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なんか、開眼って感じ。
この本は911のすぐ後でたものですが、今でもまったく同じ状況。
オバマがグアンタナモの閉鎖すら出来ないことだったり、集団的自衛権の動きだったり。
マスメディアはただ黙っている。 -
言語学者でありながら、反戦・反帝国主義の活動家でもあるノーム・チョムスキー氏への、インタビュー・講演をまとめた一冊です。
ここでは主に政治情勢についてです。アメリカの知識人としての、自国への強烈な批判が、静かに語られている、という印象です。
最強かう傲慢なアメリカという国が中東や東欧で行ってきた横暴をシニカルに批判し、同時にそれを伝える役割であるメディア、さらには民主主義の担い手である市民もその役割を果たしていない、と指摘します。
日本の行った対外的な偽善についても少ないですが触れており、とても耳の痛い内容ですが、多くの人々に警鐘を鳴らす内容であると感じます。
2002年に書かれた本ですが、いまだに新鮮味も持っています。 -
ちょっと内容がすくない。比較的には。
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アメリカを痛烈に違反し改良しようとする志向こそアメリカの美点なのだろうね。
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