幸せな王子

  • リトルモア
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感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898151662

感想・レビュー・書評

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  • 「生きている人たちは、金があれば幸せになれると思っているからね」
    オスカー・ワイルド著の童話。
    手にとったキッカケは、清川あさみさんの挿絵でした。
    “人の醜さ”と“銅像となった王子の優しさ”が共存した少し悲しいお話です。
    “幸せ”とは一体何なのだろう。
    そう考えさせられます。
    自分を犠牲にしながらも人々に幸せを分け与えるツバメと王子。
    この二人の存在が愛おしい作品でした。
    絵本というのもたまにはいいですね。

  • やはり個性的だな。

    「死は眠りのお兄さんでしょう?」って表現に驚いた。
    初めて読んだ気がしたけど どうだったかな。

    割れた心臓の絵がキレイ。

  • 美しい。王子のルビーの目とか、つばめが王子の足元で冷たくなっていくところとか、悲しくも幻想的。けど絵の好みとしてはグスコーブドリの伝記が至高やと思います。すごい繊細。

  • 幸せはまっただ中ではよく見えない。少し遠くからよく見える。最後はみんな幸せになるお話。せつない。金色の刺繍が美しいです。

  • 清川あさみのアートワークが素敵な絵本。原作は人間の浅ましさと神への皮肉がもっと強烈なオチだったような気がするけど、こちらはより童話的な感動にフォーカスしてますね。訳も今っぽくて読みやすいです。

  • 幸せな王子がこんなに悲しい話だったとは…
    お調子者のツバメが最後に見せる男気に泣けてきます。
    ただ、最後の神様がでてくるくだりは蛇足かなー、と。

  • これもヴィレッジヴァンガードで立ち読み。

    絵は清川あさみの布とビーズで描かれる画で一枚一枚それだけでも奇麗です。

    王子の像とつばめの交流。

    どちらも良い奴なんですね、実に。

    将来の家庭に持つ絵本の一つでしょう。

  • ビーズやスパンコール、刺繍で構成された素敵な世界

  • 綺麗。

    おはなしのラストがイマイチだったのと、ところどころ書体が大きくなってるんだけど、それが個人的にあまり好きじゃなかったです。

  • 大人が読む絵本。
    オスカー・ワイルドという人が1888年に書いた美しい童話。
    それを、布やレース、ビーズ、糸、スパンコールが油絵のように重なって、物語を描き出している。
    キラキラした絵に世の中の無情さが混じって独特の世界観を作っていて、
    悲しくも優しいツバメと王子の話にじんわり涙が出る。
    自分の身を投げ出してでも誰かの為に幸せを願う。
    シンプルなんだけど、奥が深い作品。

著者プロフィール

1854年アイルランド・ダブリンに生まれる。19世記末の耽美主義文学の代表的存在。詩人・小説家・劇作家として多彩な文筆活動で名声を得る。講演の名手としても知られ、社交界の花形であった。小説に『ドリアン=グレーの肖像』戯曲に『サロメ』『ウィンダミア卿夫人の扇』回想記に『獄中記』などがある。1900年没。

「2022年 『オスカー・ワイルド ショートセレクション 幸せな王子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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