- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898151778
感想・レビュー・書評
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俺の見た目は物静かな40代の男が、ただ買い物で靴を買っただけの行動だが、心の中は子供みたいにワクワク、ドキドキしてるのが、アンバランスである。やはり人間は、見た目と心の中は大きく違い、俺も含め何を考えてるのか分からないんだなとつくづく思った。
(P.40)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『人の日記を読んだりするのは最低やと思います』
板尾創路
帯に書いてあった一言だけで、板尾ワールドに引き込まれました
この日記に綴られる板尾の私生活は、
山も無く、渓もないです
ほんとうに『日記』なんだなあ、と感じます
しかし、読み進めていくうちに、
そんな平らな日記の中に綴られる
板尾にとっての「嫁」という存在に、
私は釘付けになっていったような気がします -
人の日記読むのっておもろいな。やっぱ人は日記書かなあかんなと思う。
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板尾さんの感性にグッときます。
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779
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板尾創路という逸材
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―――「テレビのまんまですね」と言われるのがイヤや。―――
2005年の板尾さん。
正月への憤りから日記は始まる。
おせちや正月特有の食べ物と、正月特有の挨拶への嫌悪感を書き連ねたあとに、お年玉を嫁にやり、参拝する。
その矛盾が板尾らしい。
マグロ一本釣りの男たちのドキュメントをマグロ目線で見て爆笑し、マグロの副音声をやりたがる。
某ラーメン屋にて「あっさり」か「こってり」か聞かれて、そっちが旨いとおもう味で出せよ!食べる前に聞くな!と、ムッとする。
ここらへんは、私がテレビで見たまんまの板尾。
でもこの日記のおもしろみは、そういう「知ってる板尾」がありつつ、「知らない板尾」がさらさらさーと描かれているところ。
嫁と二人で出かけるのが精神的に一番安定する、とか、待ち合わせて一緒に帰るのに3時間あいたから映画みた、とか、嫁との喧嘩は嫁がたいてい謝る、俺の頑固なとこわかってる、とか、嫁が旅行で基本一人が好きだがちょっと寂しいとか。
そういう嫁がらみの文章が随所にさりげなくあって、仲良しだーとほんわかする。
ベタベタ愛妻家っていうんじゃなくて、ちょっと変わってるマイペースでとっつきにくそうな板尾が心を許している感じが、ほんわかする。
板尾日記は5巻あたりにとてもつらい出来事が起こるので読むまいと思っていたが、読み始めてよかったと思っている。
夫婦の強さみたいなものを感じる。 -
たぶん非凡。
心の中身を簡潔になるべく正直に言葉に定着しているような日記。 -
トイレでちょびちょび読んでいたけどちょびちょびすぎて読むの遅かったので部屋に持って来たらすぐ読み終えた。板尾さん、移動ばかりこんなに忙しくてびっくりした。