POLAR ポーラー

著者 :
  • リトル・モア
3.97
  • (19)
  • (22)
  • (21)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 153
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898152256

作品紹介・あらすじ

地球温暖化により溶けだした氷と、神話の時代からそこに暮らす人々。まだ見ぬ土地への憧れとカメラを携え、世界中を彼独自の方法で切り取ってきた写真家・石川直樹。世界地図を眺めただけでは見えてこない北極圏、10年間の旅の軌跡。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 真っ白な世界に圧倒される。
    この人は常にニュートラルな視点で世界を見ているような気がする。

  • 北極圏の写真集。

    温暖化であと30年で水没する島の人々の笑顔には考えさせられたり。。雪原や雪の山々は綺麗。。犬ぞり良いなあ、乗ってみたい。北極圏の人々はそんな軽い気持ちで乗ってなくて、生きる為に乗っているのだけど。

    最後のページの、北極圏を中心に据えた世界地図には数分間見入ってしまった。。

    普段見慣れた、日本と太平洋が真ん中にある地図は、私達の常識や世界でしか無いんだよなー。。

  • 一面の氷の世界は国の境をあまり感じないで
    一つにつながった陸地に見えます
    ここの氷が解けてしまったら
    どれほどの陸地が海に沈んでしまうのでしょうか・・・

  • 【いちぶん】
    南からきた旅人はこの地を歩くとき、
    自分を覆うあらゆるものを捨て去り、
    剥ぎ取っていかねばならない。
    眠っていた野性を揺さぶられ、知覚は自ずとひらかれる。
    そのとき、誰でもない一人のわたしは
    世界そのものと向き合うことになる。

  • 北極圏の写真集。真っ白い雪の世界。自然だけでなく、そこで暮らす人々の生活を写した写真も多かった。

  • 北の大地を撮り続ける写真家が、極北の人が暮らす地を訪れ撮った作品。
    「かの地では神話の時代を生きた人々の末裔や動物たちが今も悠々と暮らしている。そこには探検家や冒険家たちによる極地遠征よりもはるか昔から存在する声明の静かな営みがある。北極という場所が、雪と氷の不毛な荒野ではなく、動物と人間にとっていかに豊な土地であるか。それは北極圏に暮らす人々が最もよくわかっているだろう」

  • 2013年8月・3冊目

    シロクマの毛皮のパンツ(ズボン)がすごくあたたかそうだった。
    (そんな感想)

    巻末の文章が興味深かった。
    横から地球をみた長方形の世界地図でなく、北極点を中心に、地球を真上から見下ろした同心円の世界地図から見えてくるもの。
    だったかな、そんなようなところ(肝心なところは忘れた)。

  • 極北か。綺麗。一度は行ってみたい。

  • 恐かった。読みながら何故か背筋がゾクゾクした。恐い。何故?
    白い世界って、なんだか素敵とか幻想的っていうイメージがあった。でも違った。こういった衝撃は、私には必要だと思う。
    人間も動物なんだ。だから、真っ赤になりながら肉を捌き、獣の毛皮を纏って、銃を持って生きている。ソリをひく犬達のやせ細っている事。しみじみと色々考えました。
    読む人によって、きっと感じ方が違う本です。
    石川直樹さんの文がちょこちょこ挟まれてるのが嬉しかったです。

  • ー 街があることさえ知らなかった。
      タンポポの花が咲くことも初めて知った。 ー

    数年前、この帯の文章を見て一目惚れして買った写真集だ。
    石川直樹は冒険家、写真家、作家、研究者などいろいろな側面を持つ人物だが、冒険家としての業績を知らない人は少なくないはずだ。若くして七大陸最高峰登頂達成など枚挙に暇がない。
    そのような過酷な状況をくぐり抜けてきた石川の写真や文は、不思議と共感できる。いわゆる冒険家という人種は、違う文化圏の違う言葉を話す人間、とまでは言わないが、距離を感じることが多いが、石川は少し違う。

    彼の写真や、彼の言葉には、驚きや喜びややるせなさが鮮度を失うことなく表れている。
    だからこそ私自身も、見たこともない北極の景色に驚き、そこに咲くタンポポの花に喜び、圧倒的な自然にやるせなさを感じることができる。

全24件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1977年生。写真家。
東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了(美術)。
人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。
『NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。
著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。
最新刊に、水戸芸術館や初台オペラシティをはじめ全国6館を巡回した個展のカタログでもある大冊『この星の光の地図を写す』(リトルモア)、ヒマラヤの8,000m峰に焦点をあてた写真集シリーズの7冊目となる『GasherbrumⅡ』(SLANT)、これまで撮りためてきた日本の「来訪神儀礼」を集大成した『まれびと』(小学館)など。都道府県別47冊の写真集を刊行する「日本列島」プロジェクト(SUPER LABO × BEAMS)も進行中。

「2019年 『EVEREST』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石川直樹の作品

ツイートする