銀河鉄道の夜

  • リトル・モア
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レビュー : 92
  • Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898152782

作品紹介・あらすじ

布、糸、ビーズやクリスタルで織りなす宇宙-空前絶後の名作『銀河鉄道の夜』決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 誰もが知る『銀河鉄道の夜』と
    清川あさみさんの刺繍アートのコラボ。
    幻想的で素敵だった。
    宮沢賢治の世界ととても合う。
    特に北十字とプリオシン海岸のページが良かった。

  • ページをめくるたびに美しい、深い世界が広がる。
    本当に素敵です。(宮﨑あおい)

    そのとおりの一冊。宮沢賢治の世界がまた一つ深まりました。

  • 宮沢賢治の物語と清川あさみの刺繍アートのコラボレーション。

    最初開いた時、絵の美しさに圧倒されました。
    刺繍やスパンコール、ビーズで彩られた星空は、華やかで幻想的。
    宮沢賢治の文章は透き通った印象で、それでいて暖かみも感じられます。
    哲学的で、行間から何か汲み取れないかと考えた時、
    絵がある事でイメージが掴みやすく、より登場人物たちに
    想いを馳せる事が出来たように思えます。

    秋から冬、寒い季節の夜長に一人、ゆっくりとページを繰りたい、
    そんな大人向けの絵本でした。

    図書館スタッフ(学園前):あんりみ0

    ----------
    帝塚山大学図書館OPAC
    http://lib.tezukayama-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=1&category-mgz=1&materialid=1100371042

  • >ビーズや布、クリスタル、糸で織りなす宇宙。
    『幸せな王子』『人魚姫』につづく、清川あさみ絵本シリーズ待望の第三弾は、宮沢賢治による永遠の名作『銀河鉄道の夜』決定版――。

    『銀河鉄道の夜』は何度か読んでいるものの私にはなかなか難しい。
    秋の夜長・・・ずっと前に一目惚れして購入していた清川あさみさんバージョンをゆっくりゆっくり読みました。
    色々な夜の表情が描かれていてとても素敵!
    うっとりしてしまうほどの美しさ・・・だけど、いつも悲しい気持ちになってしまう物語です。

    「ほんとうのさいわい」って何だろう?
    人それぞれ答えは違うのかもしれません。
    私自身の「ほんとうのさいわい」を探しながらこれからも何度でも読み返すことになりそうです。

  • 宇宙の星を見ただけで

    そこには草原があって 川があって 町があって
    その一つ一つが駅で 場所で 思い出で
    鳥がいて 光があって 歌があって

    音楽がある

    それはそれは 美しい世界で
    こんな素敵な世界を 言葉にしてくれて
    ありがとうって 思った

    出会いがあって 別れがあって
    次から次へと風景が変わって行って
    まるで星の王子さまみたいだなって 思った

    冒険って 楽しいことだけではなくて
    知ったらもう 知る前には戻れない
    いつだって 戻れないものを引き換えにして
    進んでいる

    繋いだ手と 繋がらない思いに橋をかけよう
    一緒に渡れるように 同じ景色を 見られるように

    生きていることと 死んでいくことと
    生きてしまうことと 死んでしまうことと

    夢を見ることと 星を見ることと
    何が違うだろう どこで 交わるのだろう

    色んな風景を見てきた 夢だったかもしれない
    ここに一緒にいた人は 本当はいなかったから

    こんなに孤独な世界で どう生きればいいだろう
    見上げた空は 突き放すくらいきれいで
    そんな思いを飲み込んでいくようで
    ここが そんな場所だったと思い出した

    https://www.youtube.com/watch?v=bEbs3rlecrQ

  • [墨田区図書館]

    ちょうどこの本の挿絵を作成した「清川あさみ」さんの展覧会が開かれるらしく、図書館に創られていたコーナーで知った絵本。子供が読むには本の厚さも、各ページ内のぎっしりとした字も少し不適切なんだけど、この挿絵が秀逸。ビーズやスパンコールなど、いわば一種の刺繍のように作られたものが多く、それでいて、よくある刺繍のような感じはなく、"挿絵"として感じられる作品。

    技術だけでなくその構図なども含め作品自体も素晴らしいし、何よりもこの"銀河鉄道"の宇宙の煌き、このストーリーの悲しさ儚さを感じるもの悲しさ感がよくマッチしている。この手法の第一人者らしく他にも数冊同様の絵本挿絵もやっているようで、それらの他の挿絵が同じテイスト感を醸し出しているのか、特にこの絵本に合わせてこの色調なのかまではまだわからないが、いずれにせよ子供にも見せる価値があるだろうと思って、この本と、再度「まんがで読破」シリーズの同著を借りてみた。

  • 大好きな「銀河鉄道の夜」の調べが、清川さんの独創的な世界でキラキラと美しく綺麗な作品で読めて嬉しい!闇に光る星星のビーズやクリスタル、光を受けて煌めくさまを表現した艶めく刺繍。糸の一本一本までジョバンニとカンパネルラの銀河の旅を語っているかのよう。最も好きな「北十字とプリオシン海岸」の場面がことさら美しい。共に旅したふたり。確かにふたりは旅した。銀河の果てまで一緒だった。どこまでもどこまでも一緒に行こう、と約束したはずだったのに。本当の幸いとは。ジョバンニの問いかけが寂しく哀しく響きます。静かに、永遠に。(2011年2月読了)

  • 白黒で表現してあるページとカラフルなとこと。
    ストーンが キラキラきれいだな。
    p55の月みたいなページ
    p74のクジャク
    p76の鳥たち
    p79、80の とうもろこし畑 が好きだな。

    どのページも 幻想的で美しい。

  • 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』の絵本。絵本といっても本文に関しては原作そのままで、それに加え枚ページごとに挿絵が挿入されているためボリュームのある一冊となっています。

    特筆すべきはその挿絵の美しさ。糸や布、ビーズなどを切り貼りし、星、宝石、孔雀、人間などを作り上げる…こんな表現手法があるんだなあと目から鱗。作品の静かな雰囲気と煌びやかなビーズの色が合間り、幻想的な雰囲気。ページを捲るのが楽しかったです。p17時計屋とp64燐光の川の岸が特に好き。

    挿絵を担当された清川あさみさんは広告、CM、衣装、空間デザインなどで有名な方で、本書のコンセプトは彼女の感性あってのもの。書店で見かけた際はお手にとって表紙だけでも眺める価値があるかと思います。

  • ずっと欲しかった絵本が縁あって、ようやく手元に来てくれた。キラキラ、チカチカ、ハラハラと散りばめられているビーズやクリスタル。丁寧に縫い取られている刺繍。どの絵も飽きずに魅入ってしまう、不思議な奥行きを持っている。じぶんの中にある銀河鉄道と言えば、ずいぶん昔に作られた猫を擬人化したアニメ。最近改めて小説を読み、それからこの絵本を読んだけれど有り難いことにどの作品も心を惹き付けて止まない。表紙のふたりはジョバンニとカムパネルラだろうとおもっているけれど、本当にこんなシーンがあったならと願ってしまった。

    絵を楽しむためにこの絵本がほしかったのでここで内容には触れないでおこうとおもっているのですが、それにしても「銀河鉄道の夜」という題名のうつくしさにはため息が出ます。英訳の“The Milky Way Railrord”。これも可愛らしい響きがありますが、やはり「銀河鉄道の夜」というのが、端的にも的確に物語を表現しているようにおもいます。単に日本人だからおもうのかもしれませんが。

    http://beautifulone.jugem.jp/?eid=492
    http://beautifulone.jugem.jp/?eid=493

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著者プロフィール

宮沢賢治(みやざわ けんじ)
1896年岩手県花巻市に生まれる。中学生の頃から短歌制作を開始し、盛岡高等農林学校卒業後、童話を書き始める。1921年に稗貫学校(のち花巻農林学校)の教師となり、詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を刊行。26年農学校を退職して、みずから農民となり、33年に37歳で病死。主な作品に、童話「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」、詩「永訣の朝」「雨ニモマケズ」などがある。

「2019年 『セロひきのゴーシュ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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