銀河鉄道の夜

  • リトル・モア
4.44
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本棚登録 : 1111
レビュー : 93
  • Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898152782

作品紹介・あらすじ

布、糸、ビーズやクリスタルで織りなす宇宙-空前絶後の名作『銀河鉄道の夜』決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 誰もが知る『銀河鉄道の夜』と
    清川あさみさんの刺繍アートのコラボ。
    幻想的で素敵だった。
    宮沢賢治の世界ととても合う。
    特に北十字とプリオシン海岸のページが良かった。

  • ページをめくるたびに美しい、深い世界が広がる。
    本当に素敵です。(宮﨑あおい)

    ページをめくるたび、新しい意味付けが
    ぼくの中で築かれていく

    振り返ったところで、もとに戻ることが
    永遠にないことに気づく

    未来へ想いを馳せるたび、無意味な抱擁が
    いきることを問う

    そのとおりの一冊。宮沢賢治の世界がまた一つ深まりました。

  • 宮沢賢治の物語と清川あさみの刺繍アートのコラボレーション。

    最初開いた時、絵の美しさに圧倒されました。
    刺繍やスパンコール、ビーズで彩られた星空は、華やかで幻想的。
    宮沢賢治の文章は透き通った印象で、それでいて暖かみも感じられます。
    哲学的で、行間から何か汲み取れないかと考えた時、
    絵がある事でイメージが掴みやすく、より登場人物たちに
    想いを馳せる事が出来たように思えます。

    秋から冬、寒い季節の夜長に一人、ゆっくりとページを繰りたい、
    そんな大人向けの絵本でした。

    図書館スタッフ(学園前):あんりみ0

    ----------
    帝塚山大学図書館OPAC
    http://lib.tezukayama-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=1&category-mgz=1&materialid=1100371042

  • >ビーズや布、クリスタル、糸で織りなす宇宙。
    『幸せな王子』『人魚姫』につづく、清川あさみ絵本シリーズ待望の第三弾は、宮沢賢治による永遠の名作『銀河鉄道の夜』決定版――。

    『銀河鉄道の夜』は何度か読んでいるものの私にはなかなか難しい。
    秋の夜長・・・ずっと前に一目惚れして購入していた清川あさみさんバージョンをゆっくりゆっくり読みました。
    色々な夜の表情が描かれていてとても素敵!
    うっとりしてしまうほどの美しさ・・・だけど、いつも悲しい気持ちになってしまう物語です。

    「ほんとうのさいわい」って何だろう?
    人それぞれ答えは違うのかもしれません。
    私自身の「ほんとうのさいわい」を探しながらこれからも何度でも読み返すことになりそうです。

  • 宇宙の星を見ただけで

    そこには草原があって 川があって 町があって
    その一つ一つが駅で 場所で 思い出で
    鳥がいて 光があって 歌があって

    音楽がある

    それはそれは 美しい世界で
    こんな素敵な世界を 言葉にしてくれて
    ありがとうって 思った

    出会いがあって 別れがあって
    次から次へと風景が変わって行って
    まるで星の王子さまみたいだなって 思った

    冒険って 楽しいことだけではなくて
    知ったらもう 知る前には戻れない
    いつだって 戻れないものを引き換えにして
    進んでいる

    繋いだ手と 繋がらない思いに橋をかけよう
    一緒に渡れるように 同じ景色を 見られるように

    生きていることと 死んでいくことと
    生きてしまうことと 死んでしまうことと

    夢を見ることと 星を見ることと
    何が違うだろう どこで 交わるのだろう

    色んな風景を見てきた 夢だったかもしれない
    ここに一緒にいた人は 本当はいなかったから

    こんなに孤独な世界で どう生きればいいだろう
    見上げた空は 突き放すくらいきれいで
    そんな思いを飲み込んでいくようで
    ここが そんな場所だったと思い出した

    https://www.youtube.com/watch?v=bEbs3rlecrQ

  • [墨田区図書館]

    ちょうどこの本の挿絵を作成した「清川あさみ」さんの展覧会が開かれるらしく、図書館に創られていたコーナーで知った絵本。子供が読むには本の厚さも、各ページ内のぎっしりとした字も少し不適切なんだけど、この挿絵が秀逸。ビーズやスパンコールなど、いわば一種の刺繍のように作られたものが多く、それでいて、よくある刺繍のような感じはなく、"挿絵"として感じられる作品。

    技術だけでなくその構図なども含め作品自体も素晴らしいし、何よりもこの"銀河鉄道"の宇宙の煌き、このストーリーの悲しさ儚さを感じるもの悲しさ感がよくマッチしている。この手法の第一人者らしく他にも数冊同様の絵本挿絵もやっているようで、それらの他の挿絵が同じテイスト感を醸し出しているのか、特にこの絵本に合わせてこの色調なのかまではまだわからないが、いずれにせよ子供にも見せる価値があるだろうと思って、この本と、再度「まんがで読破」シリーズの同著を借りてみた。

  • 大好きな「銀河鉄道の夜」の調べが、清川さんの独創的な世界でキラキラと美しく綺麗な作品で読めて嬉しい!闇に光る星星のビーズやクリスタル、光を受けて煌めくさまを表現した艶めく刺繍。糸の一本一本までジョバンニとカンパネルラの銀河の旅を語っているかのよう。最も好きな「北十字とプリオシン海岸」の場面がことさら美しい。共に旅したふたり。確かにふたりは旅した。銀河の果てまで一緒だった。どこまでもどこまでも一緒に行こう、と約束したはずだったのに。本当の幸いとは。ジョバンニの問いかけが寂しく哀しく響きます。静かに、永遠に。(2011年2月読了)

  • 白黒で表現してあるページとカラフルなとこと。
    ストーンが キラキラきれいだな。
    p55の月みたいなページ
    p74のクジャク
    p76の鳥たち
    p79、80の とうもろこし畑 が好きだな。

    どのページも 幻想的で美しい。

  • 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』の絵本。絵本といっても本文に関しては原作そのままで、それに加え枚ページごとに挿絵が挿入されているためボリュームのある一冊となっています。

    特筆すべきはその挿絵の美しさ。糸や布、ビーズなどを切り貼りし、星、宝石、孔雀、人間などを作り上げる…こんな表現手法があるんだなあと目から鱗。作品の静かな雰囲気と煌びやかなビーズの色が合間り、幻想的な雰囲気。ページを捲るのが楽しかったです。p17時計屋とp64燐光の川の岸が特に好き。

    挿絵を担当された清川あさみさんは広告、CM、衣装、空間デザインなどで有名な方で、本書のコンセプトは彼女の感性あってのもの。書店で見かけた際はお手にとって表紙だけでも眺める価値があるかと思います。

  • ずっと欲しかった絵本が縁あって、ようやく手元に来てくれた。キラキラ、チカチカ、ハラハラと散りばめられているビーズやクリスタル。丁寧に縫い取られている刺繍。どの絵も飽きずに魅入ってしまう、不思議な奥行きを持っている。じぶんの中にある銀河鉄道と言えば、ずいぶん昔に作られた猫を擬人化したアニメ。最近改めて小説を読み、それからこの絵本を読んだけれど有り難いことにどの作品も心を惹き付けて止まない。表紙のふたりはジョバンニとカムパネルラだろうとおもっているけれど、本当にこんなシーンがあったならと願ってしまった。

    絵を楽しむためにこの絵本がほしかったのでここで内容には触れないでおこうとおもっているのですが、それにしても「銀河鉄道の夜」という題名のうつくしさにはため息が出ます。英訳の“The Milky Way Railrord”。これも可愛らしい響きがありますが、やはり「銀河鉄道の夜」というのが、端的にも的確に物語を表現しているようにおもいます。単に日本人だからおもうのかもしれませんが。

    http://beautifulone.jugem.jp/?eid=492
    http://beautifulone.jugem.jp/?eid=493

  • おそらく岩手などを舞台とした作品です。

  • 誕生日プレゼントで、友人からいたただいた。
    このチョイスに私は感激した。
    美しい文体のみならずの、銀河鉄道。

  • 絵本というか、アートです。配色が大人向けだと思います。
    書店で見かけましたが、驚きました。
    ストーリーは、有名な銀河鉄道の夜です。
    大切な人へのプレゼント用に・・・
    手元に置いて、ふと開いてみたくなる1冊です。

  • 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』はSFファンタジーである。宮沢賢治の代表作である。SFファンタジーの描写に古さを感じさせず、現代に作られてもおかしくない。猫のキャラクターでアニメ映画化された。

    銀河鉄道は電車である。NHK『ブラタモリ』「花巻~花巻はなぜ宮沢賢治を生んだ?~」(2019年12月7日)で林田理沙アナウンサーは銀河鉄道に蒸気機関車のイメージを持っていた。松本零士『銀河鉄道999』(Galaxy Express 999)に引きずられたのではないだろうか。戦前の『銀河鉄道の夜』が新しい電車で、戦後の『銀河鉄道999』が蒸気機関車に先祖帰りしている点が興味深い。

    『ブラタモリ』は宮沢賢治を化学肥料の導入など農業の改革者として紹介した。新しいものを取り入れる革新者という視点は新鮮である。宮沢賢治には近代化に対抗する共同体主義者というイメージがある。「雨ニモ負ケズ」が典型であるが、『銀河鉄道の夜』も自己犠牲を美化する方向に解釈される可能性がある。それと異なる視点は全体主義に利用されないために貴重である。

  • 眼福系

  • キラリ

  • 挿絵としてビーズで作られた作品が挟まれているので、文字だけの文庫本とはまた一味違う楽しみがある。心情の移り変わりが分かりにくいので、読むのに苦労したが、美しいと思った。

  • 林麻衣子所蔵。清川あさみさんのビーズワークが美しいです。

  • 三葛館一般 913.8||MI

    少年ジョバンニがカムパネルラとともに天国へと続く銀河の旅をして、もとの世界に帰った後、初めてカムパネルラの死を知る・・・悲しいけれど幻想的で美しい『銀河鉄道の夜』の本編に加えその世界が、アーティストの清川あさみさんの手によって刺繍やビーズ、スパンコールで表現されています。
    紫のりんどうの花、雪が降る様に舞い降りる鷺、孔雀の羽に反射する光、千の蛍が集ったかのようなクリスマスツリー・・・銀河の旅の中で浮かび上がる豊かな色彩の表現と、宮沢賢治の繊細で情緒豊かな言葉の数々で、読み進めるごとに美しい世界に引き込まれてしまいます。
    ぜひ一読して、不思議な銀河の旅とため息が出るほど美しいアートを愉しんでみてください。
                                  (かき)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=57084

  • 寝る前に読む、ありがとう良い薬です

  • きちんと『銀河鉄道の夜』の話を知らなかったので、まずは導入にと思って絵本っぽいこれから読んだ。もうちょっと句読点がほしいと思う部分もあったかな。
    清川あさみさんの作品は、同出版社の『不思議の国のアリス』が初見。私の中で『アリス』のほうのイメージが付いてしまっていたので、『銀河鉄道』ではきらびやかさと言うかかわいらしさと言うか……少し物足りなかった。

  • 請求記号・726.5/Mi
    資料ID・100061682

  • 涙が出そうになるほどきれい。

  • 帯文:”布、糸、ビーズやクリスタルで織り成す宇宙―空前絶後の名作『銀河鉄道の夜』決定版。”

    List of Works:教室、大きなレンズ、活版所、トマトの皿とパン、出かける、時計屋、牛乳屋、からかう子供達、天気輪の柱、銀河ステーション、カムパネルラひとり、銀河の岸、りんどうの花、白い十字架、ハレルヤハレルヤ、白鳥の停車駅、プリオシン海岸、…他

  • キレイなんだけど、自分のイメージとはちょっと違うというか物足りなさを感じた。清川あさみさんもスキなのだけど。。
    この作品をヴィジュアルにしたものでは、猫が主人公になってるアニメバージョンと、あとはKAGAYAギャラリーというところが作った銀河鉄道のプラネタリウムが、すごくいいと思う。

  • 宮沢賢治の言葉に添えたビーズや布で表現する世界、また違うテイストの銀河鉄道の世界を見れました。この世界は美しくて切ない色が飛び交って私の心までもその色に染められるそんな作品です

  • 意外に文字多くて、そしてちょっと読みにくい文体…。
    でもそれが味なのかな。

  • 話は知ってたけど読んだことなかったんでした。
    これはこういうものなんだろうな。

    さいわいって難しいねぇ。


    絵の方は、好みは23ページ。
    あと今の気分で蠍の赤。

  • もう覚えていないくらい、何年も前に読んだ以来、久しぶりに名作、銀河鉄道の夜を読みました。しかも、清川あさみさんの挿絵がすごく綺麗で、素敵な一冊でした。
    そうか、こういう内容だったなとしみじみ思い、夏の夜にぴったりな本でした。夜空を見上げたくなりますね。

  • 清川あさみさんの作品が好きで、
    この本をみてるだけでウットリします。

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著者プロフィール

1896年、岩手県花巻生れ。盛岡高等農林学校卒。富商の長男。日蓮宗徒。1921年から5年間、花巻農学校教諭。中 学時代からの山野跋渉が、彼の文学の礎となった。教え子との交流を通じ岩手県農民の現実を知り、羅須地人協会を設立、農業技術指導、レコードコンサートの 開催など、農民の生活向上をめざし粉骨砕身するが、理想かなわぬまま過労で肺結核が悪化、最後の5年は病床で、作品の創作や改稿を行った。1933年没。

「2019年 『風の又三郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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