蟻地獄

著者 :
  • リトル・モア
3.47
  • (8)
  • (12)
  • (20)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 152
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898153369

作品紹介・あらすじ

五日だ。五日後の-六時二十三分だ。それまでに金をつくって、ここにもって来い。息もつかせぬ、めくるめく展開。インパルス・板倉俊之、書き下ろし超大作。

感想・レビュー・書評

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  • 舞台も観に行った

  • うーん、延々と答え合わせを聞かされているような…

  • 元々インパルスのコントが好きで、
    トリガーも面白かったから読んだ。
    世界観がすきだなあ。
    けど文章がやっぱ不慣れな印象。
    やっぱ作家ってすごいんやなという
    別角度の印象も受けた。

  • 芸人さんの書く本で板倉俊之さんの本が一番好きです。自分とはほど遠い世界すら話しの内容が入りやすく最後まで一気に読んでしまいました。

  • 2014/03/06
    移動中

  • 前作「トリガー」が「動」なら、今作は「静」という印象を受けた。前作は拳銃でバンバン人を殺していく描写といい近未来の設定といい全体的に派手な感じがしたが、今作は現代社会で実際に起こっているであろう問題を通して人間が抱える心の闇を映し出しており、よりデリケートな内容になっている。しかしミステリー・ホラー・冒険小説など様々な要素を含んでいるため、あまり重くなり過ぎてないのもポイント。あちこちに張り巡らされた伏線や最後まで気の抜けないストーリー展開など作者の気合を随所に感じた

  • 展開が早く、常にハラハラさせられ退屈しなかった。
    分かりやすさや物語内での繋がりなどは、全て著者自身のコント作り等の経験から来ているものだと思う。
    次作にも期待しています。

  • インパルス板倉が作者。新潮45の編集長がテレビで紹介していて、とても面白い、というので、読んでみた。暴力シーンがちょっとアレだけど、本当におもしろい。一気に読みました。次から次へと問題が起こり、蟻地獄へ落ちていく主人公。手に汗を握る展開。そうなってくるとだいたい、状況が理解できなくなってくるものなのだか、登場人物の個性も立っていてわかりやすかった。

    最後の最後は少し無理がある展開かとも思う部分もあり。

  • 中盤の殺人犯とのやりとりのシーンが素晴らしい。
    緊迫感もあって引き込まれるし、一気の伏線回収も見事。
    それ以外のところの印象が薄くなってしまったのは、致し方ないかもしれないが、ラストの展開はもう少しインパクトが欲しかった。

  • エンタテインメントとして、文句なく面白い。

    「スケール感」は全くないと言ってよい、
    割とちまちました世界の話ではある。
    が、それだけに、シチュエーションも
    登場人物の心情も容易に想像ができて、
    かなりリアルに感情移入できる。

    緊張と弛緩、希望と絶望、信頼と裏切り、
    どんでん返しに次ぐどんでん返しなど、
    素晴らしいバランス感覚で、
    かなりスピーディーに話が展開する。

    が、その中で一つとして無駄がなく、
    すべてのエピソードが巧妙に伏線となる。

    いや、本当に面白い。素晴らしい。
    惜しむらくは、事件の解決方法が
    まぁよくある感じではあるが(^ ^;

    作者の「本業」はもちろんお笑いですが、
    職業作家として充分やって行けると思う。
    お笑い芸人としても大好きだが(^ ^

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著者プロフィール

吉本興業所属。お笑いコンビ「インパルス」のすべてコントの作・演出を手掛けている。2009年、初の小説『トリガー』を発表。その他の著作に『蟻地獄』『機動戦士ガンダムブレイジングシャドウ』『月の炎』シリーズなどがある。

「2021年 『鬼の御伽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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