シブいビル 高度成長期生まれ・東京のビルガイド

著者 :
  • リトル・モア
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本棚登録 : 175
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898154458

作品紹介・あらすじ

昭和のビルよ、永遠に――。

1964年東京オリンピック前後、高度経済成長期に建設された、
昭和の香りただようビル。

建設から半世紀を経て、建築として円熟味の増したシブい味わいが、
たまらなくカッコイイ!

ビルの外観はもちろん、「近未来の宇宙ステーション」を彷彿とさせるエレベーターホール、
手すりのデザインも美しい螺旋階段、堂々とした佇まいの総大理石の壁面、空間を埋めるモザイクタイル壁画、
円みを帯びた窓やアールがかった天井の形状、ビル最上階の回転ラウンジや老舗喫茶店などビル内の施設……
デザインや建材のひとつひとつが時代を映し、美しく輝いている。

2020年東京オリンピックを目前に、急ピッチで再開発の進む都心において、
いま見ておくべき貴重なビルに憩い、ときめき、愉しむための一冊。

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東京交通会館/有楽町ビル・新有楽町ビル
新橋駅前ビル/ニュー新橋ビル
日本橋髙島屋 増築部分/中野ブロードウェイ
ソニービル/紀伊國屋ビル
ホテルニューオータニ/ロサ会館
サンスクエア/ホテルオークラ東京 別館
パレスサイドビル/三会堂ビル
目黒区総合庁舎/柳屋ビルディング
コマツビル/新東京ビル・国際ビル
……これぞシブいビル!厳選の20棟を徹底ガイド!!
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・オールカラー128ページに約200点の図版を収録
・巻末には1954年から1973年の東京の風景や暮らしを知る年表も収録

感想・レビュー・書評

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  • 昭和に建てられたシブいビルたちを、写真と文章で紹介してくれています。
    ビルの中にあるシブい喫茶店も紹介されており、見るだけで楽しい。
    少し立ち読みして、衝動買い。

  • 60〜70年代に建てられたシブかっこいいビルのガイドブック。この本で紹介されているビルをいくつか探索したことあります。建築の話ばかりでなく、ビル内の喫茶店など紹介されているのが良かった。

  • 雑誌「東京人」で副編集長まで務められた方の2016年の著作。1960年から70年にかけて東京に誕生したビルが紹介されていて、現存するビルもあれば、2023年の今、建替えが決まったビルもあり、思い出深く歴史を感じさせる本でした。昨今の建築費高騰からデザインをシンプルにして建築費の低減を狙うケースが増えていると感じられるが、時を経てもシブいビルとして生き残ることができるビルが増えてくれることを願っています。

  • レトロ…ではなく、本当に「シブい」が当てはまる本だと思います。
    東京にあるビル(建物)を18個紹介しています。

    結構行ったことがあるビルが多かったですが、意外と建物内部はちゃんと見ていなかったので、新しい発見があっておもしろかったです。
    ビルは観光スポットではないところが多かったので、休日行ったとしてもそんなに混んでなさそうで〇。東京観光や散歩の1つにできそうな本です。

  • あれもビル、これもビル

  • 『シブいビル』

    ビルほぼ日書評 Day277

    タイトルが痺れる。シンプルながら必要十分な情報量。
    著書は自分と同い年の女性らしい。オジサンの聖地を女性も楽しもう…的な記載が度々出てくるのが面白い。
    内容的にも丹念に仕事をされている。この本を片手にビル巡りがしたくなった。

    https://www.amazon.co.jp/gp/product/489815445X/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=nobu2kun-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=489815445X&linkId=2e9eb9ffb0fb0a02c5c4d5ce6c8159cd

  • 普段通っていても気づいていないビルも多い。早く気づかないと、行かないと、なくなってしまう。東京交通会館、有楽町ビル、新有楽町ビル、新橋駅前ビル、ニュー新橋ビル、日本橋高島屋増築部分、中野ブロードウェイ、ソニービル、紀伊國屋ビル、ホテルニューオータニ、ロサ会館、サンスクエア、ホテルニューオークラ東京別館、パレスサイドビル、国際ビル

  • 建築

  • 出掛けても用事を済ませることが最優先で建物を鑑賞することなどないですが、行ったことがあるビルだと、こんな風な細部で、遠景ではこんな写真になるのだ、今度行ったらちゃんと観ておこうという気になりました。新宿西口広場は少し高いところから観ると源氏パイに似ています。

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著者プロフィール

早稲田大学第一文学部史学科国史専修卒。大阪日仏センターでフランス語を学ぶ。現在、翻訳に従事。

「1987年 『ブラック・アフリカの映画』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鈴木伸子の作品

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