たすかる料理

著者 :
  • リトル・モア
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本棚登録 : 304
感想 : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898154724

作品紹介・あらすじ

自炊はわがままでいい。台所にしばられず、自分らしく食べて、生きるには?
= = =
東京・代々木上原で行列の絶えない「按田餃子」のしなやかな生活のすすめ。

「按田餃子」は、水餃子をメインにした小さな飲食店。公園のように、だれにでも開かれた食堂。
キクラゲやハト麦など、からだが助かる食材を取り入れ、
ゆでらげ、ラゲーライスといった、他では食べられないメニューが並びます。
女性がひとりでも入りやすく、キャッチコピーは「助けたい包みたい按田餃子でございます」。
「近所に引っ越して、毎日通いたい」というお客さんの声が続出。
そんな多くのファンをもつ「按田餃子」をいとなむのは、
料理家の按田優子と、写真家の鈴木陽介。

本書では、今まで語られてこなかった、お店の成り立ちや厨房の裏側、
そして調理のベースになっている按田さんの自炊の方法がひもとかれます。

「ふだんの食事は、名前もレシピもなくていい。着地点は自由です。
常備菜をたくさん作れるから、料理上手で家庭的とは思いません。
台所中心はやめて、日々のリズムに合った自炊をみつけられたら最強です」と按田さんは言います。

按田さんが、さまざまな環境で料理して辿りついた、気楽に生きるための、超画期的な自炊の方法とは! ?
かたまりの肉と魚介、芋、豆、乾物、漬物、塩、酢、スパイス…。
食材を相棒にして、たのしく食べつなぐ按田式をヒントにしよう。

忙しい現代人が、日常をサバイブするための、自炊のアイデアが詰まった一冊!

感想・レビュー・書評

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  • お店の成り立ちや、とても不思議なメニューの紹介、風変わりなアプローチに目からウロコの自炊の様子など、肩の力が抜け過ぎているように見えてミョーに心の芯を喰う話ばかりで痛快。写真も味わい深くて、佇まいの美しい本。あっという間に読み終わるけど、このユカイさに未練があるので続けてもっかい読む。‬


  • 料理本、エッセイそしてサバイバル!の本といっても過言じゃない!
    そして、エッセイ部分にかいてある料理の考え方、すごくわかる。ここまで共感したことはないくらいにわかる。

    このひとのかいた
    冷蔵庫いらずのレシピ
    も読みたい!でも売ってない!
    図書館にさがしにいくか、、。

    めっちゃ共感した部分↓

    私は、(略)夕ご飯を作るために、 五時から支度をする、ということはしません。 (略)家にいる時は料理以外にもしたいことが山 ほどあるので火にかけているものが焦げないか心配したり、なか十五 分おきに見なくてはいけないのは面倒なので嫌です

  • 私はやたら料理に時間がかかるので、効率良くご飯の準備ができる人ってほんと憧れる。
    塩を効かせてお肉をどかんと茹でたり、余った野菜をどんどん塩漬けにしていく筆者のやり方は、ズボラなようで、かなりのお料理上級者だと思える。
    でもやってること自体は難しくはないので、簡単なものから真似してみたい。
    キャベツにレーズンとクミンを入れて作るお漬物が、なんだか読んでるだけで美味しそうだった☆

  • 按田餃子さんというお店やその料理に関して

    価値観や方法に新鮮で驚くが、
    あり得ないそうで
    なかなかない

    ふろくの推薦図書はブクログで10冊中3冊該当

  • 自分に合うように料理を組み立てる。味覚だけじゃなく、性格や体調や環境に合わせていく考え方が興味深かった。生活の中で無理なく料理をする。出来る人や、やりたい人は拘ればいいし、そうでない人はだいたい、適当の塩梅を掴んでいけばいい。作りたくない日は桉田餃子に行けばいい。何でもない料理を出してくれる、そんなお店が近くにあったらとてもステキだなと思った。

  • 優子(とか勝手に呼んでるが…)だいすき!!!ものごとの既成カテゴリーを貫通するまなざしを持っている人がだいすきなんですが優子はテッペン おすすめの本のページなんかオナラの本とか書いてあるしね 料理関係ないじゃん レシピも例えばクラフトコーラのところ「本当はドクターペッパーが作りたい」とか書いてある 按田餃子が近くにあったら週に一回は通っちゃうな 外食となるとどこもご馳走しか出してなくて困る そんな時に「包みたい たすけたい 按田餃子」です ですです

  • とても今風で、なんか泣けてきた。

  • 桉田餃子の桉田さんが記す、食に関する本。飾らず、日本人に想像されるいい食卓を捨て去り、自分の好きなように食卓に立つ。めんどくさがり屋なのか、離婚を経て大きく変わったと創造されるスタイルが気取らずに、餃子屋さんのスタイルにも反映している。特に餃子のことをよくわかっていたわけではなく、ただ普通の食べ物を、気取らず普通に作る。コンビを組んだ写真家の山本氏は、綺麗になりたい、餃子がいいな、と思ったことがきっかけのようだ。ご飯、味噌汁、そしておかずがあって、というトラディッショナルな食卓なんていらない。このメッセージは非常に心を軽くしてくれるんだろうと思うが、歴史が築いてきた、長寿国日本の食事は捨てていいんだろうか。一手間、という言葉が示すような、わざと心遣いが日本の、日本人の強みであり、差別化要因でもあったようにも感じる。田舎のご飯がとっても美味しいのは、そこに食材という掛け算が発生するからだ。チチャロンが多く出てくる。豚肉を煮ただけの状態で、そこから切ったりして色々な料理に使う。豚バラを柔らかくなるまで煮ただけの、でも美味そうな匂いがしてくる、そんな料理が最高だ。簡単に、でも自分らしく、桉田餃子に行きたくなる。

  • 「たかが餃子」
    按田餃子のコンセプト大好き。

    按田さんの料理の仕方が独特。

  • 『按田餃子』の按田優子さんの本。
    食に対する考え方が禅というかファンタジーというか独特で、これを料理に落とし込んだ按田餃子ってうまいのか?と不安になったり。

    「柔らかくなるまで茹でればいい」みたいな料理も紹介されているんですが、私みたいな料理音痴にはレベルが高く、どのくらいの火加減で何分茹でるのか言ってくれないと作れない。

    料理はもっと自由でいい、カラダにいい料理ってべつにオーガニックでなきゃいけないとかではない、という感じはよかったです。
    チチャロンはいつか作ってみたい。

    「ふろく」で紹介されていた横井庄一の本がおもしろそう。

    「自炊は大切だけど、毎日の食卓に何品も並べられることが料理上手で家庭的、みたいなことはないと思います。そういうモデルは要らないし、それにとって代わる別のモデルも要らないのです。銘々が好きなように料理をすればいいと思います。」

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著者プロフィール

◎按田 優子(あんだ・ゆうこ)「按田餃子」店主。代々木上原と二子玉川の二店舗を共同経営する。食品加工専門家として、たびたびペルーのアマゾンを訪れる。レシピの提案やエッセイの執筆も。

「2022年 『ごみを出さない気持ちのいい暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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