悲しくてかっこいい人

  • リトル・モア
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レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898154960

作品紹介・あらすじ

すべてが過ぎ去った後に ようやく君は泣くのかい?

日常を悲しみながら、あははと笑い飛ばすイ・ランの、ひとりごとエッセイ。
ソウルを自転車でさすらう彼女の心に近づく73篇。
作り笑顔と「いいね!」の時代を揺るがす、新しい書き手。

シンガーソングライター、映像作家、コミック作家、エッセイスト。
その多才さで韓国のカルチャーシーンにとどまらず、
日本でも大きな存在感を放ちはじめた、イ・ラン。
2016年冬に韓国で発売し、7刷のヒット作となった
『대체뭐하자는인간이지싶었다(原題:いったい何をして生きている人間かと)』待望の邦訳本!

ままならない日々の葛藤や疑問。生きることにつきものの労働、
人間関係、孤独、退屈、自意識との戦い……。
社会との接点を通して「いったい何者なのか」と自分をみつめるイ・ラン。
最高にチャーミングな彼女の洒脱なユーモア満載、珠玉のエッセイ。

「もしかしたら、わたしは忘れられないために今も都会に暮らしているのかもしれない。
不幸を歌い、その歌をわたしのように不幸な人たちに聴かせるために」(本文より抜粋)

「ほんとうにそうすべきか?」「何をしたら面白い?」
「わたしは何になれるだろうか?」
問いかけに満ちたイ・ランの言葉を聴こう。

感想・レビュー・書評

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  • 自分と同世代の韓国のアーティストが書いたエッセイ。
    どんな人か、どんな作品を作ってる人なのかも全く知らずに読み始めた。

    読んでいる間、時々ある想像がわいてきた。
    イ・ランがこの言葉をソウルのどこかで書きつけていて、
    その書きつけたパワーが机を伝って、床に伝って、地面に伝って、海の中に溶け込んで行って、
    それで遠く離れた日本の地面に吸い上げられて、そこから地下鉄に、そしてその中の電車でイ・ランの本を読んでいる私の手を伝って私の中に染み込んでくる。

    そうだ、
    なんというか言葉を読むのとは別の体験をした気がする。
    イ・ランがある文章を書こうとした想いや彼女を彼女にしている考え。
    そういうものが、自分の中に入り込んでくる感じ。
    元気にしてくれる、前向きにしてくれるというのとは少し違くて。
    でも私がした体験はものを作ることが、それを受け取った人に贈ることができる一番良いものだったと思う。

    彼女は間違いなく自分をこの本に注いだのだ。
    それって尊い。

    読んでも気持ちは変わらないかもしれないけど、
    カラダ全体の体感がパワーを得る感じの読後感です。

  • からからと骨のなる音が聞こえるようやった

  • 底抜けの寂寥感と奇妙な人懐っこさが同居した不思議な文章。
    著者のイ・ランさんのことはシンガーソングライターの柴田聡子さんの友人として知りましたが、確かに彼女に通じるものを感じます。つまり最高。

  • 個人的に好きなのは「嫌いな人に会いたい」。嫌いなら会いたくないのでは?と思うのが一般的だが、読んでみると彼女らしい視点が面白く、私も嫌いな人に会ってみたくなった。
    この作品を通し、彼女はとても純な人だと感じた。

  • 面白い好き

  • あたりまえ、とされてることに異議を唱えるのは大変だ。
    アーティストとして生きることは、わかりやすいみんなが通る道で生きないということだ。(耳をすませば、を思い出す。)
    日本という国での感覚で読んだけど、
    韓国でも同じようにそれは大変なようだ。

    えーんえーん、となることもある。
    死にたい、ともつぶやく。
    ラン、なにしたいの?と不安になることも。

    悲しくて、いとおしくて、
    アーティストとして生きるランさんはかっこいい。

  • こういうエッセイでも出版されるのだなぁというすなおな驚き。文章をかいて、かいて書きためることがけっこう大切なのかもしれない。

  • 予備知識なく、タイトルが素敵で興味を持ちました。
    明大前とか宮崎駿とか攻殻機動隊とか正岡子規とか、馴染み深い場所や題材もあって、楽しく読めました。

  • シンガーソングライター、映像作家、コミック作家、エッセイストと幅広く活躍する作家のエッセイ集。韓国の30代女性が持つ生活感や思考の一部として捉えるだろうが、もはや大きな社会的差異がない限り多くの違いはないだろう。何気ない習慣の違いは感じる。‬

  • 素直で愛がいっぱいで、ひねくれてて
    臆病な悲しくてかっこいい人
    って印象 。
    まっすぐで赤裸々で、おもしろかった。
    かっこよかった。
    ライブ行きたい

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著者プロフィール

1986年ソウル生まれ。シンガーソングライター、エッセイスト、作家、イラストレーター、映像作家。著書『悲しくてかっこいい人』(エッセイ集)、『私が30代になった』(コミック)など。

「2020年 『アヒル命名会議』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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