華札 (Wani pix (003))

著者 :
  • ワニマガジン社
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本棚登録 : 97
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784898298657

感想・レビュー・書評

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  • この話は「花札」の絵柄をモチーフにした扉絵もさる事ながら
    題名からも解るように「花札」および「古典」の要素を含んだ
    非常に面白い作品だと思う

    ざっとあらすじ
    舞台はまだ狐が人に化け、暗闇には百鬼、ものの怪が潜んでいた時代、平安(多分)。
    鬼にさらわれ死んでしまった許嫁を忘れられずに、ススキが生い茂る野原で捉えた狐を、許婚の姿に化けさせて交わろうした男がいた。何故、彼はそんな事をしたのか。
    その謎を解くように物語は過去、現在を行き来する。
    そこには、彼と許婚、許婚と許婚を慕っていた狐、彼と彼を慕う狐
    彼が追う許婚を殺したであろう鬼達の物語がつづられ深みを増す。

    一言で言ってしまえば「エロ漫画」なのだけど
    切ない「お伽話」でもある。
    恋愛と言うものが、いかに一方的な感覚であるか
    愛しているという響きが、多用するとどれだけ陳腐になるか
    言葉に重さがない事
    しかし、言葉で表さなければ他人に自分の事を理解してはもらえない事
    何かを失った時、それの代わりになる物がもう二度と現れない事
    人は他の誰にもなれない事

    古典と言っといて思いついたのが「伊勢物語」の「芥川(鬼一口)」なんだけど
    多分中高生あたりでやると思われる
    なぜかと言うと落ちも含めて相違点が多いと思ったからだ
    深くは言わないけど・・・
    あの落ちを知らないほうが鬼一口と言う物語は切なさを増すのだけど
    逆に「華札」は落ちを上手く利用し切なさを増幅させている
    作者の力量を感じさせる

  • 漫画ですがフルカラーでokamaさんの素晴らしい絵が心ゆくまで堪能できるのでファンにとって画集のような感じですっ 和風なのも最高です。
    ありとあらゆる性癖が網羅されおり勢いを感じるエロ本ですが、絵がカワイイけど独特アーティスティックな感じなのでそっち目的で使う人は限られるんじゃないでしょうか

  • 陰画応報。キツネと人間の恋愛模様。最近のアニメっぽい絵も可愛いが、okamaさんの本領はエロだな、と。植物、白い裸体に絡み付く黒髪、性器といった素材のイコノロジーを超えて生殖本能こそが絵のエネルギーになりうるものだと訴えかけられた。

  • 狐が鬼を退治する話

  • 成人向なのですが、色使いが美しすぎてつい見惚れてしまいます!OKAMAさんのカラー漫画の中でも群を抜いて素晴らしいです〜。

  • これはエロがなければベストセラーでしょ!

    緻密な色使いはいつ見てもうっとり。
    いやー女の子って可愛いですね☆
    お話も好き!画はもっと好き!!

  • カラー神。

  • アダルトです。
    しかし、女としては萌えない(笑)
    ここで萌えるとか云う言葉を使うのが間違ってる?
    しかし、この人はものすごい画力だ。
    というよりセンスと、女性の裸体にかける情熱が半端じゃない。

  • 身も蓋もない言い方をすればオールカラーエロ漫画なのですが、これはとてもきれい。話も切なく美しい。okama嫌いにも勧めたい。

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著者プロフィール

okama(おかま)
漫画家、イラストレーター。主な漫画作品に『華札』(ワニマガジン 刊)『CLOTH ROAD』(全11巻)『TAIL STAR』(全4巻)(ともに集英社 刊)などがある。現在は「ヤングアニマル」(白泉社)にて『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』(原作=細音 啓/キャラクター原案=猫鍋蒼)を連載中。アニメ作品にも関わることが多く、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』のデザインワークス、『かみちゅ!』プロダクションデザイン、『プリティーリズム・レインボーライブ』キャラクター原案などがある。「ハローキティといっしょ!」猫村いろはのキャラクターデザイン&イラストも担当。イラスト挿画では『笑い猫の5分間怪談』シリーズ、角川つばさ文庫「100年後も読まれる名作」シリーズの『ふしぎの国のアリス』『オズの魔法使い』など、児童書も数多く手がけている。2018年は台湾で作品展が開催されるなど、国内外で活動している。

「2019年 『okamaの楽しいキャラづくり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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