- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898314968
感想・レビュー・書評
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日本は、アメリカへの“依存症”的思考を改め、将来、アメリカが東アジアから退くときに備えて、自立の準備を進める時期にきている
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何度も膝を打ちながら読んだ。
史実の解釈には様々な意見があろう。
また細かい点では私見とは異なる部分もある。
しかし全体として、興味深い考察だった。
特に5〜10年前の記述について、仕事で日米中の政財界の動きをウォッチしていた頃に見聞きしたことと符合するところが多かった。
地政学的な視点は国際情勢の大局を捉えるのに有益だと改めて感じた。 -
読みやすい。分かりやすい。
大変参考になる。
現在の立ち位置が、中国=ドイツ、日本=イギリスとすると良く理解できる。
アメリカ大統領が誰になろうとも、日本は自国のやるべき事を粛々と進めるだけだ。 -
重要な指摘であると思う。個人的には二・二六事件の背景に世界恐慌があったことは知っていたが、国際的な容共につながっていたとは考えもしなかった。
https://sessendo.blogspot.com/2021/08/blog-post_56.html -
民主党+金融資本+大手メディア
VS
トランプ共和党政権+製造業
が現在のアメリカの構図。
米中関係の行方は2020年の大統領選の結果によって全く違ってくる。
↓
民主党バイデンの勝利となった。
習近平の高笑いとなるのだろうか。 -
やはり茂木誠の著書はすごい。米中それぞれの思想史が分かりやすく書いてあるので、現在の米中対立がよくわかる。この本を読むと大統領選はトランプが勝った方がいいかもと思ってしまう。
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とても勉強になった。シーパワーのアメリカと、ランドパワーの中国とは、こんなにも政治スタンスが異なるとのなのかと実感した。アメリカのFRBが民間銀行だということを初めて知った。日本にとって今後の未来を考えるなら、今度の大統領選挙では必ずトランプに勝ってほしいと強く願う。
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本書は、
・米中対立の現状
・中国の地政学、歴史によるイデオロギーについて
・アメリカの地政学、歴史によるイデオロギーについて
・これから
から構成され、内容的には中高生でも理解できるよう丁寧に書かれています。
さすが予備校の先生です。
対中国に対するアメリカの危機感、控えるアメリカ大統領選挙がどれどけ重要なのか。
ニュースの見方が面白くなる一冊でした。 -
『東アジアの地政学』に続けてこちらも読みましたが、うーん、こちらはちょっと鼻につきました。序章と終章で日本の新型コロナへの対応について論じているのが明らかに余計。それはもはや「地政学」とは離れてしまっているので、この著者の「分(ぶ)」を超えた話になってしまっていると感じました。(つまりは、読者として茂木氏に期待する話題ではない)
同じ意味で、「中国思想」について語っている章も私には余計。
…ということで、いくつか興味深い視点はもらいましたが、『東アジアの地政学』と違い、イマイチでした。要は「鼻につく」点が…