本当は怖いだけじゃない放射線の話 (WAC BUNKO)

著者 :
  • ワック
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898315095

作品紹介・あらすじ

雨の銀座は放射線の海ってホント?文科系でも一読即解!ガン治療にも人類破滅にもなる、じつは身近なこの存在の不思議を解く。

感想・レビュー・書評

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  • 割とよく知られている放射線の知識

  • 原発

  • 知らなかった、じゃ済まされない時代

  • 2011/10月
    放射線。扱いが難しい。危険、致死、
    いや、でも宇宙に一番最初からあって、進化に無くてはならないもの。
    酸素だって、ほんとは生命にとっては猛毒なんだから。
    原子力発電は、事故がおこって、やめろやめろ。
    飛行機だって、自動車だって、悲惨な事故がおきてもなくそうとは言わない。温暖化で大変って言ってエコカーは開発されるけど車をやめようとは言わない。 電力は目に見えてないのかな。
    話がそれました。

  • 勉強になります。でも、残念ながら福島原発事故後に読んでも仕方ない本。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「読んでも仕方ない本。」
      いえいえ、恐いと言うコトを忘れてしまっている人が居るので、まだまだ頑張って貰わねば!
      「読んでも仕方ない本。」
      いえいえ、恐いと言うコトを忘れてしまっている人が居るので、まだまだ頑張って貰わねば!
      2014/04/01
  • 放射能、放射線の事が分かりやすく書いてあり「正しく怖がる」為の基本知識が得られる。ただ、福島原発事故前に書いてあるので事故リスクについてはさらっとしか書いて無い。事故前に読めば充分納得したと思う。事故前はみんなこんな程度の関心だったんだと。

  • コンビニにはそのときの世相を表したような書籍がたくさん並びます。
    SARSが流行ったときにはそれ関連の本が、
    新型インフルの場合はインフル関連、あるいはパンデミック関連の書籍が並びました。
    そして、現在は放射線関連の書籍がそれに当たるわけですね。
    あーあー、そういう商売かあって思って奥付けを見ると、なんと出版は8年前。
    便乗本ではないことに敬意を表して購入するわけであります。
    ・・・とまあ、そういう背景で購入した本なので、
    本来であれば、間違いなく恒久的に積読となるわけですが、
    「プルトニウムが攻めてくる」という恐怖の夢を見てしまいまして、急遽読んでみまんた。

    本書の目的は、もちろん放射線への理解を促すというものがあるのですが、
    何よりも「むやみに放射線を怖がるな」というメッセージを伝えることにあります。
    そのため、やや強引ともいえる論の展開もあるのですが、
    放射線が必ずしも恐ろしいだけではないことを丁寧に解説してくれています。
    今となっては原発の安全性について論じた部分は滑稽な部分となってしまいましたが・・・。

    もうひとつ、本書の特徴として、著者の大朏さんの存在があります。
    大朏さんは科学系の分野で活躍するノンフィクション作家らしい。
    大朏さん曰く、
    「専門家ではなくジャーナリストが書いたため、
     “興味深い”とか“面白い”といった側面に目が向きがちで、放射線のすべてを語っているとはいえない」とのこと。
    でも、そのおかげで、素人でも読みやすい本に仕上がっているのよねん。
    あれだ、東大教授の解説より辛坊さんの解説のほうがわかりやすいとかそんな感じ。


    【目次】
    まえがき
    第1章 放射線は「異常で怖い」ものか
    第2章 生命は放射線の海の中で進化した
    第3章 自然放射線を浴びて平気なのはなぜか
    第4章 生物機能を高める「ホルミシス現象」
    第5章 どんなときに障害が現れるか
    第6章 こうして放射線研究は進んだ
    第7章 原爆の放射線被害とは何か
    第8章 チェルノブイリとJCOの場合
    第9章 原発から放射線が出ているか
    第10章 放射線を活かして使う知恵
    あとがき

  • 本書を読む前まで、放射線について、どちらかというと毒薬のようなイメージを持っていたかもしれない。あまりに理解していませんでした。反省。

    放射性物質といっても、地球上にそして宇宙に普通に存在する原子。ただ、ちょっとエネルギーが余って元気なだけなんですよね。そのエネルギー放射は、微量であれば人体にちょうどよい刺激になって、むしろ有益なこともあるようなのだけど、一定量を超えると障害になる。具体的には、DNAを傷つけたり、細胞分裂に悪影響を与えたり、活性酸素により人体を傷つけたり。しかし、これは毒薬のような異物による影響とは異なり、放射線がなくても通常でも人体に起きていること。そして人体にはそれを跳ね返す仕組み(免疫など)が備わっている。

    要は程度問題なんですね。放射線は正しく怖がりたい。

  • 福島原発関連の情報がマスコミから多く流れているが、その情報に対してどう判断するのか、それを出来る人は少ないと思う。この本では、放射線に関する基本的な知識から放射線の応用例、そして、放射線の危険性とは何なのか言及されている。

    放射線がただ危険なものではなくて、世の中に無くてはならないものだということが分かった。今、放射能に関する情報が乱発している中で、放射線リテラシーに基づく正確な判断するためにはとても良い一冊だと思う。なんといっても、一見難しいと思われる放射線も理解しやすく書いてあるのが素晴らしい。

  • 放射線、放射能について知らない人は一読の価値あり

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