朝日新聞がなくなる日 ―新聞・テレビ崩壊! (WAC BUNKO 113)

著者 :
  • ワック
2.83
  • (2)
  • (0)
  • (5)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 37
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898316139

作品紹介・あらすじ

インターネット革命は予想以上に迅速で強烈だった!学生が新聞を読まなくなり、新聞を購読する世帯が激減した。若者の多くはインターネットだけで国際情報まで簡単に仕入れてしまうのである。新聞、雑誌、書籍に限らず日本の活字メディアは、生き残りの道を模索する作業に遅れをとっている。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ぶっちゃけ、
    わし個人的には、インターネットがあれば、新聞もテレビもいらない。

    どっかの国や政党にとって都合のいいニュースはいっぱい報道するくせに、
    都合の悪いことはいっさい報道しない・載せない・隠すテレビや新聞。
    とても民主国家のマスコミとは思えない。
    マスコミは本来、公正・公平でなければならないはずなのだが。。。

    大手マスコミの殆どがヨイショする政党は、
    景気回復の具体策がない→景気が一向によくならない→
    マスコミの広告収入が減る→経営危機
    というふうに自分で自分の首を締めているがなんとも皮肉でザマーミロである。

    いちおうJAPAN TIMESを今でもとっている。
    しかし、年々ページ数が少なくなっているようだ。
    毎週月曜日に掲載される求人広告欄は3分の1ページも埋まらないほどの閑古鳥。
    3~4年前だって日本の経済は決して調子良くなかったけど、
    求人欄は毎週2~3ページ分ぎっしりあった。
    今の不景気は不景気でもかなり悪いレベルであることをビジュアルで体感できる月曜日。

    JAPAN TIMESも朝日新聞と似たようなスタンスなので、
    某国や某政党への文句は基本的に書かないし、
    鯨を捕ることにも反対らしい。
    最近話題の自爆SSに対しても同情的。

    だからと言って、読者のわしがリベラルな人間かというとハズレである。
    確かに数年前までかなりリベラルだったけど。
    日教組の自虐的歴史教育の洗脳が解けたし、
    テレビもあまり見なくなったし、
    いろいろ調べ物したらずいぶんと考え方も変わりました。

    もともと最近のニュースを英語で表現するとどうなるかに興味があってとり始めた。
    記事は参考程度。
    同じ事件でも左寄りにバイアスがかかかるとそういう書き方なるのかと、
    一種のブラックジョークとして接しているだけ。

    朝日新聞と同様にJAPAN TIMESがなくなる日もそう遠くないかもしれない。

  • 世界のメディアの状況や流れを様々な角度から論説している文章ではあるが
    タイトルの「朝日新聞がなくなる日」というのには論点が拡散しすぎているように思う。
    日本のメディアのあり方や悪い点は充分理解できる論説なのだが、メディアの衰退がただメディア自身の危機感のなさに起因するというような論調では
    「朝日新聞さよなら」とは言えないように思う。
    確かに、メディアの凋落が、平和ボケというか危機感のなさというかそれ自体が原因であること自体は間違いがないが、
    それを加速させる要因についての視点があまり論じられていないのは少々残念だった。
    文書を読めば著者の頭の中にはそういうもの自体はありそうなのだが状況説明が過ぎて議論が不十分に感じられる。
    全体の論点については概ね賛成できる内容だったし、今の世の中の実態についても正しくあらわしてはいると思うので
    本当にあと一歩の踏み込みが足りないと思えるのは残念だった。

  • ネットで情報が無料で手に入る時代、朝日新聞の考えは既に古くなっているということを中心に、今のマスコミなどの問題を扱った本。

    他の方も書いているが、タイトルよりも、今のマスコミや報道関係、社説などの問題を扱った本とした方が正しい気がする。

    マスコミなどの問題に関心がある人にはお勧めの本。

  • タイトルがちょっと違う気がします。朝日新聞と言うより欧米と日本のマスメディアの崩壊。長く既得権益に居座り初心を忘れたギョーカイ人の失敗をまとめたものです。まあ面白かったですが、宮崎先生にしては感情に傾き過ぎな気が。読みやすくしたのかもしれませんけど。

  • マスコミ全般に言える話を朝日新聞に押し付けている部分がままある。イデオロギーによる感情論があまりにも先行しすぎているように感じる。タイトルを見て興味をそそられたが、内容は悪口ばかりで少し落胆した。もう少し論理的に論じて頂けると説得力が増すと思う。

  • 題名は絶妙だ。これに惹かれて購入したが、中身は少々期待はずれだった。

    前半は09年末までの新聞界の動き。後半はジャーナリズム論という構成。後半は右派的な立場から、朝日だけでなく、NHKも批判している。いずれにしても、新しい視点はないように思えた。

    それにしても、新聞界は謙虚に批判を受け止め、新しい時代にふさわしいメディアにしていかなければいけないだろう。もう少し前向きな意見が欲しかった。

  • まだまだマスメディアが好調であった学生時代、朝日新聞販売店で働いていたという著者が、「朝日新聞よ、さようなら」という言葉で締めくくっている。

    マスコミの堕落、インターネットの出現によりマスメディアの価値が下落しているにもかかわらず、適切な対応をしようとしない新聞・テレビ業界。

    過去の成功体験から脱却できない、そして、真実を伝えないマスゴミ。

    情報消費者からまったく見放されているのだ。

    著者の豊富な体験から色んな角度で、朝日新聞がなくなる要因が書き示されている著作。

  • 右翼系評論家
    日本だけでなく、欧米でも印刷メディア離れが進んでいるそうで、新聞は広告チラシのために購読、確かにそうかも。
    日本の情報処理能力、インテリジェンス能力のなさ、確かにそうかも。
    中国、ロシアの覇権構造、確かに。
    南京虐殺のデッチ上げ、ここは熱がこもっていて、引いてしまった。 歴史は戦勝国側に有利に記録されるので、ある程度の誇張は仕方ないのではないか。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

一九四六年生まれ。東京工業大学理工学部卒業。新潟大学名誉教授(情報工学)・工学博士。現在、新潟大学発ベンチャーとして創業した株式会社ラングテックの代表取締役社長として、コンピュータによる文の意味理解の研究、高品質な日英翻訳ソフトや使いやすい英語学習支援ツールの研究開発など自然言語処理の基礎研究から応用研究に至る幅広い活動に取り組んでいる。著書に『日本語語彙大系』(共著、岩波書店)、『言語過程説の探求 第三巻 自然言語処理への展開』(共著、明石書店)など。

「2023年 『言語本質論と個別言語分析』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮崎正弘の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×