美しく齢(とし)を重ねる (WAC BUNKO 153)

著者 :
制作 : 協力:福島香織 
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898316535

作品紹介・あらすじ

素晴らしい老後が約束される特別な方法があるわけではない。どのような老後を迎えるかは、どのように生きてきたかという結果だと受け止めるべきである。厳しい言い方をすれば、老後の貧困も孤独も、自ら歩んだ道程の終着点なのだ。

感想・レビュー・書評

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  • 台湾で生まれ日本に留学。そこで独立運動に関わりパスポートを取り上げられる。
    日本政府がビザを発給し続けてくれたお陰で家族が救われ、英国での学びのチャンスも与えられた。

    旺盛な向学心と好奇心、行動力。
    人との縁と恩義を大切にする。
    台湾と日本、2つのアイデンティティを併せ持ち
    少しのチャンスも無駄にはしまいという不屈の強さがひしひしと感じられて来た。

    国際社会で国家として認められていない台湾の悲しい歴史、それを本書で学ぶ事が出来る。
    日本パスポートは5つ星。全くその通りであり、その恩恵の上にあぐらをかいてはいけないと考えさせられた。

  • 主に、金さんの半生を書かれた本です。色々な意味で勉強になる一冊。金さんの考え方や、台湾と日本の歴史についても知ることができます。

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著者プロフィール

金 美齢(きん びれい)
1934年台北出身。59年に来日し早稲田大学第一文学部英文科入学、71年に大学院文学研究科博士課程修了。多くの大学で講師を歴任、早稲田大学では20年以上英語教育に携わる。75年ケンブリッジ大学客員研究員。88年にJET日本語学校設立。2000年には台湾総統府国策顧問に就任。2009年日本国籍取得。現在は評論家として活動を続けている。著書に『凛とした日本人』『家族という名のクスリ』(PHP研究所)、『戦後日本人の忘れもの』(WAC BUNKO)、『夫婦純愛』(小学館)他多数

「2020年 『愛国心 - 日本、台湾ー我がふたつの祖国への直言 -』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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