今ここに生きる力―「瞬間的に人生を変容できる」生き方の極意

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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784899760245

感想・レビュー・書評

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  • 今、この瞬間を生きることを知りたくて読書。

    著者たちは、禅宗や仏教から影響を受けているため日本人にも理解や共感しやすい部分が多い。

    著者たちがやっている「インスタント・トランスフォーメンション」は氣づきが基本となるそうで、変化と変容との35ページの比較表が面白い。変容とは過去でも未来でもなく、あくまで今、この瞬間に焦点をあて、比較しない、議論しない、意見を持たないで、ただニュートラルに今の自分を見つめる。

    記憶の歪みの話はなるほどと同感。確かに人間の記憶は都合のよいように記憶されており、必ずしも真実ではないとも多い。記憶は正しいという思い込みは危険。

    本書のエッセンスは、最後の『信心銘』大いなる道(至道)につまっている。

    読書時間:約40分

    • だいさん
      記憶の歪み

      感情として受け入れるのが良いと思います
      記憶の歪み

      感情として受け入れるのが良いと思います
      2016/03/28
    • びあしん慶次郎さん
      だいさん、
      コメント有り難うございます。

      文中の例としてあったのは、幼いときに住んでいた家に井戸があり、記憶では12~15メートルあ...
      だいさん、
      コメント有り難うございます。

      文中の例としてあったのは、幼いときに住んでいた家に井戸があり、記憶では12~15メートルあったが、大人になって確認すると2、3メートルくらいだった。

      あああ、確かにって思わせてくれました。
      2016/03/28
  • 過去・未来ではなく“今”この瞬間、ありのままの自分を受け入れる。シンプルだけどこれが自然な生き方なのかもしれない。

  • 「いまを生きる」にフォーカスした内容。具体的でわかりやすい。噛み砕いていると奥が深い。
    自己啓発に疲れた人にも最適かと思う。
    変化と変容の違い、気づきの意味、等、興味深い内容。

    落ち着いてもっかい読む予定。

  • 禅(タオ)の極意を日常生活の中で

     過去を手放し、瞬間を生きるということ
     本当の幸せは「今」にある

     ありのままの自分でいるだけで、
     手からこぼれおちてしまいがちな
     「満ち足りた気持ち」がきっと見つかります。

    すてきな言葉がたくさんありますね。
    特に変容のメカニズムについては、
    ぜひ、本を読んで認識を深めることをお勧めします。

     変容のメカニズム The Principles Of Transformation

     変容には3つの基本的原則があります。

     1.抵抗すると相手はさらに強くなる
      悲しみやつらさは、動揺している状態(同意しない抵抗)は
      ずるずると結果を長引かせる
      不満・文句・言い訳を言っていることに気づけば

     2.二つのものが同時に同じ場所に存在することはできない
      感情(悲しい・嬉しい)などどちらかひとつしか存在できない
      自分が感じていることを思いっきり感じる「なにか見つかる」

     3.ありのままであることを受け入れれば、それは自らを完成させ消えていく
      悲しみやつらさは、自分が感じることを許す(自己完結)と消える
      「うん。オーケー。自分の人生はこうなんだ」

    すてきな受容ですね。 

    人生の「取り扱い方」をこの本から学び、生活の中に生かしたいです。

     大いなる道は、好みやひいきのない者にとっては、難しくない。

    とっても深い意味ですね。
    「開いた心」「真の目」とでもいうのでしょうか。
    大変おすすめの本です。

  • 原題は「Working on Yourself Doesn′t Work」(自分の問題に取組んでも役に立たない)だそうだ。自分の問題を何とかしようと努力するよりも、今この瞬間の自分を認めることの方がよほど簡単だという。

    「もし、今この瞬間に起きていることを体験していこうと思えば、状況は楽になります。悲しみを体験しているのなら、それを取り除こうと悲しみに抵抗するのではなく、代わりに幸せになろうとする必要もありません。ただ悲しみという感情を、自分が感じることを許しましょう。そうすれば悲しみは自己完結し、消えていきます。」

    『起きていることをそのまま認め、
    ニュートラルにあなたの人生を観察しましょう 。
    見えるものを操ろうとしたり変えようとしないことこそ、
    「変容」を起こす鍵であり、本質なのです 。

    「判断しないものの見方」 それこそが「気づき」なのです 。
    「気づき」は、何も裁きません。
    自分自身と、 自分と人生とのかかわりに立ち会って
    ただ、眺めていることです 。』
     
    「ここに来られたら
    今、この瞬間に着いたら 
    毎日が特別になるでしょう 
    毎日は同時に 
    「深遠」であり、「普通」でもあるのです」

    平易ではあるがかみしめたい言葉が多かった。今この瞬間に生きることの意味を、やさしい言葉で丁寧に解説してもらった感じだ。珠玉のような素晴らしい言葉が散りばめられている。

  • 自分を「直そう」なんて試みを止めた瞬間にやってくる人生の魔法。ほんと、これだけなんですよね。

  • 今を生きるのが大切をといた本。
    自分の立ち位置と知ること、過去や未来に縛られないことが大切であると説いてある。


    change(変化)とtransformation(変容)
    changeは時間がかかる。論理的、立証可能。
    transformationは瞬時。液体から固体に瞬時に変わるような漢字。

    transformationを引き起こすのは「気づき」である
    気づきは何も裁きません
    自分自身と、自分と人生とのかかわり方に立ち会って
    ただ、ながめていることなのです』

    (このように何かを裁く態度、何かを正しいとする態度を改めよ!といっている。あるがままが大切。)

    生き生きとした家に住むためには、代償として払うのは「正しくあること」です。

    たとえ相手が間違っていることを証明できて、あなたが勝った場合でさえ、あなたは負けたことになります。内側の何かから「生気」が失われるからです。


    (この文章にも正しい!とする姿勢を戒める文章がでてくる)



    記憶は簡単に改ざんされる。捏造される。
    *自分の過去を信じることは
     嘘の上に作り上げられた人生を生きるようなものです

    例)「羅生門」黒澤明
    男とその妻、そして山賊が同じ出来事をともに体験するけれど、事実は三人が見たと思ったものからはかけ離れたものだった。

    ☆★
    今、この瞬間に存在するなら、すべての問題は自動的に消滅します。なぜなら、全ての問題は過去と未来に起因しているからです。すべての問題は、過去を基盤にして未来に向けて起こり得る現実を投影したものなのです。
    あなたが過去も、そして未来も手放すことができれば、もう問題は何も存在しません。口先だけのことのように聞こえるかも知れませんが、これは真実です。現実に存在し、過去の歴史と「お話」を手放せば、生命がこの瞬間の中に開かれていくのです。

    ★☆
    現代の賢者の石とは
    「この瞬間に存在すること」です
    その石は、普通のなんでもない日常を
    すばらしい魔法に満ちた人生に変えるのです



    あなたが誰かを許したとき、そこで本当に自由を得るのはあなた自身です。ほとんどの人が理解していないのですが、誰かの行動に対して恨みを抱いたとき、それによってあなたが罰しているのはあなた自身なのです。
    たとえあなたが「正しく」ても、自分が正しく、相手が間違っているということにこだわれば、あなたの内側で何かが死んでいくのです。


    変容には三つの基本的原理があります
    ?抵抗すると相手はさらに強くなる
    ?二つのものが同時に同じ場所に存在することはできない
    ?ありのままであることを受け入れれば、それは自らを完成させ消えていく

    痛みを消すプロセス
    ?いまいたいのは何色?
    ?痛みのないのは何色?
    ?痛みに形があるとしたらどんな形?
    ?痛みをけすのはどんな形したもの?
    みたいのを繰り返す。
    描写を繰り返す!!!
    状況を見ることで、痛みは消え、変容。


    ネガティブなものを消そうとするのではなく、許す。


    われわれの持つデータ貯蔵法(われわれのマインドはこのワームでいっぱい!
    worm(write once read many)書かれるのは一度 読まれるのは何度も


    decision(決断)とchoice(選択)の違い
    決断は理性で決定。選択は感覚で決定。

    ☆★
    決断はワームが命令したもの
    選択はハートの表現


    ワームは退治できない。けど、「気づき」によって、ワームから自由になれる。

    あなたには基本的に2つの選択があります。
    古い決断をもとに行動するか、人生をフレッシュな支店から眺めて、自分の心と真実から、本当にしたいことを見つけていくか。


    覚醒、満足、悟りは今まさに自分がやるべきことをやっていて、自分が今おかれている状況がまさにそうあるべきものだと思えるようになったときに訪れるでしょう

    覚醒を実現するたった一つの方法は、この瞬間の、あなたの人生のあなたの状況を所有することにつきます。

    自己覚醒とは、気づきの中にある。
    気づきとは存在のありようであって、行動ではありません。

    ↑この辺の後半部分はよくわからない。。。


    要は、正しいことをしよう!とすると他の可能性を断絶しちゃう。
    正しいことをやるのではなく。正しい方向に自分を傾けるのではなく。
    いまやるべきことをやるだけ。らしい。


    ●結論●
    正しいって言葉が連続して用いられてる。
    やっぱり西洋の人はキリスト教の贖罪思想みたいに、正しいとか正しくないとかに過敏なのかな。
    僕はそんなに過敏じゃないから、この本の内容はそんなに響かない。
    僕は自分のいまの状況に満足してるし、自分の行いが正しいとは思わないけど、楽しくはあるし、うまく言ってるし、自分をきちんと観察できてるからそれでいいと自分で思ってる。以上

  • 今感じた気持ちをジャッジしないで眺めていきましょうという内容なのか。英語をもっと勉強しておけばよかった。原文が読みたい。

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