神さまと友達になる旅

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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784899764731

作品紹介・あらすじ

え!?神さまと友達になっていいの!?古事記の神さまをイケメン、イケジョに擬人化!もっと身近に神さまを感じられる!人間界と神さま界の元ダメ男2人(荒川&スサノオ)が神社・スポットを巡る成長物語。

感想・レビュー・書評

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  • 前作の神訳 古事記に続き、神様をとても身近に感じることが出来る本です。

    全国各地の神社を旅しながら、その神社に祀られた神さまのエピソードが紹介されています。
    関西の神社も、住吉大社、枚岡神社、大神神社が紹介されていて、より親しみが持てたり、なるほど!と思うエピソードもたくさんありました。

    特に印象的だった点を紹介します。

    ・お参りのルール

    神社でお参りする時は、二礼二拍手して、自分の名前と生年月日、住所を伝えるなど、お作法のようなことを聞かれた方も多いのではないでしょうか。
    鈴を鳴らすのはなぜとか、お賽銭はいくら入れたら良いの?など素朴な疑問にも、この本では神さまが答えて下さっていて納得でした。
    お願いごとはした方が良い?それともしない方が良い?この辺りも分かりやすく書かれています。

    ・大神神社

    ご神体である三輪山に登ることが出来、こちらの本でも参拝の様子が紹介されています。私も2回登りましたが、途中からは無の世界でした。これが祓いにつながるとのこと。
    私は神様に歓迎してもらっているような温かな感覚を感じました。
    そして、たくさんの感謝の気持ちが湧いてきたのです。周りの人を大切にすること、今自分が出来ることを精一杯やること。
    この本で、荒川さんが伝えたかったのは次のフレーズではないかと思い、とても共感しました。
    「神であろうとなかろうと、そんなことは関係ない。大切なことは、人間であろうと、神であろうと、目の前の大切なものを、いかに大切にしていくか、それだけなんだ」

    日本の神様って人間らしくてとってもおおらか。
    喧嘩もするし嫉妬心もあるけど、そんな神様に守られて毎日を穏やかに生きている。

    この本で、神様を身近に感じることが出来ますし、色々なものに守られて自分が生きていることにも気づくことができます。
    あちこちの神社にも参拝して、色々な神様に会いたくなる本です。

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著者プロフィール

荒川祐二(あらかわ・ゆうじ)
1986年生まれ。上智大学経済学部経営学科卒。
「毎朝、日本一汚い新宿駅東口広場を掃除する」と始めた活動体験を描いた処女作『半ケツとゴミ拾い』(地湧社刊)をきっかけに、作家・小説家として様々なジャンルの本を上梓。現在までの累計発行部数は10万部超。
2017年3月から古事記の物語や日本の神々の歴史をコミカルに伝えるブログをスタートし、わずか半年で1日最高5万アクセス、月間アクセス100万を突破する。また古事記を原作とした舞台『八百万の神喜劇』を全国各地で開催し5000人以上を動員するなど、日本の神さまに関連した人気コンテンツを生み出し続けている。
主な著書に、『神訳 古事記』(光文社)、『ていうか、神さまってなに?』『ちょっと神さまになってみました』(KADOKAWA)、『ざんねんな神さま辞典 古事記の巻』『スサノオと行く 瀬織津姫謎解きの旅』(VOICE)などがある。

「2023年 『「夢」「仕事」「お金」「恋愛」「健康」 人生が劇的に変わる“My神さま”の見つけ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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