琉球戦国列伝: 駆け抜けろ!古琉球の群星たち!

著者 :
  • ボーダーインク
3.67
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 18
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784899822219

作品紹介・あらすじ

本書は琉球がまだ戦乱のさなかにあった約500~700年前(14世紀~16世紀)の「古琉球(こりゅうきゅう)」の時代を生きた群雄たちとその物語をビジュアルで紹介。イラストは、三山対立の時代から琉球王国が統一された第一尚氏王朝の時代、そして第二尚氏王朝の初期の主な人物、厳選した総勢61名。琉球の歴史上でよく知られた英雄だけではなく、これまでまったく無名だった者までを今回登場させました。そのドラマと人物の豊富さはけっして「三国志」に劣りません。人物のイラストはわかりやすく親しみやすいタッチで、かつ細部にいたるまで徹底的にリアルにこだわっています。イラストレーターは「琉球歴女」の和々。そして文章と監修は『目からウロコの琉球・沖縄史』、『琉日戦争一六〇九』著者である上里隆史が担当しました。上里は古琉球史、とくに軍事史を専門としています。その知識を活かして琉球の戦国時代を極限まで追求、これまでにないリアルさで古琉球当時の姿を再現しました。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今日は、護佐丸の日!

    琉球の歴史なんて全然勉強していなかったんですが、
    昨年、沖縄に出かけてから
    関連本を読んだりして少し理解を深めています。

    護佐丸という名前もそのうちの一人です。
    この本のイラストを描いた
    琉球歴女の和々さんのブログで、知りました。
    まだまだ、理解が足らないのですが
    歴史で楽しむのっていいなって、思います。

  • 2012/06/22:14~16世紀の「古琉球」時代の群雄たちをイラスト付きで紹介した本。
    イラストで鎌倉武士のような甲胄や中国・明の官服(常服)などを着けていたらしいのが分かりやすかったです。

  • 借りたもの。
    琉球戦国時代のヴィジュアル人物図鑑。
    琉球の三大「按司」たちの覇権争いを人物から紹介。
    初心者には人物の血縁関係などが頭に入っていないので、ちょっと分かりずらい所があったが、勢力争いは理解できた。
    尚氏一族の争いか…?と思っていたが、阿麻和利という農民出身の按司がいたことに驚く。人物像も興味深く、“世を変える”素養の人だったことが伺える。
    下克上を果たせなかったことが惜しいような……何となく尚氏の政権争いのダシにされてしまった感が否めない。反逆者に成りきれなかったような…
    唯一の女王・オギヤカの話も。ノロ(聞得大君)とは異なる立場から国を統治したという点でも興味深かった。
    伊藤三巳華『スピ☆散歩 ぶらりパワスポ霊感旅 5 』( https://booklog.jp/edit/1/4899822219 )にも出てきた月清についても。
    ノロと尚氏も血縁・婚姻関係が密接になっていったのだろうか……?

    イラストはちゃんと歴史考察に基づいている模様。琉球独自の装束だけでなく、日本の甲冑をとりいれたもの、華人たちの姿もあり、琉球が独自の文化圏(明を宗主国とした属国)であったことがわかる。中には組踊で表現されている装束で表現されている場合もあったが、雰囲気はつかめた。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

琉球歴史研究家。浦添市立図書館長を経て、内閣府地域活性化伝道師。NHKドラマ「テンペスト」時代考証や、NHK「ブラタモリ」案内人などメディアでも活躍。著書に『知れば知るほどおもしろい琉球王朝』等。

「2022年 『マンガ 沖縄・琉球の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

上里隆史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×