ペットフード/ペットマナー検定公式テキスト

著者 :
  • インターズー
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784899956075

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  • 2015年1月新着
    オンライン受験のみという検定の公式テキスト。アニマルセラピーなどについても記述があり、ペット業界の現在の動向を大づかみにつかめる一冊という感じ。災害時の同行避難や、犬や猫の主な病気についても読める。初めてペットを飼うんです、という方にも案外、便利かも。

  • ペットオーナーが正しいペットフードの知識を身に着けるための本。ペットフード・ペットマナー検定のための学習本でもある。

    いくつか新しく学んだことをメモ書きに。

    犬や猫が一日にとる食塩の量は人間の3分の1程度でよいといわれているので、人間の食べ物を与えると塩分過剰で心臓や腎臓に負担がかかる。

    犬・猫・人間の
    たんぱく質:25・35・18
    脂肪:15・20・14
    猫にとってはたんぱく質はエネルギー源としても使われる。
    脂肪は皮膚と被毛の材料になっているので犬と猫は良質の脂肪が必要。

    犬や猫の母乳はたんぱく質と脂肪が主要成分、乳糖は15%のみ。だから乳糖を40%含む牛乳は分解がしにくい。

    下痢をしたときには逆に水分補給をさせる。なぜなら体内の水分が通常以上に失われるから。

    犬と猫は虫歯になりにくい一方で、歯周病は60-80%がかかる。
    最近や毒素が歯茎周囲の欠陥から血流に乗り、心臓や腎臓に流れつき、そこで炎症を起こしてしまう。

    尿路結石症にはストルバイト結石とシュウ酸カルシウム結石がある。前者はマグネシウムやアンモニウム、リンの摂取を抑えることが大切。後者は肥満や運動不足、飲水量不足が原因になる。またほうれん草もこれが理由で食べさせてはいけない。

    FLUTDとはFeline Lower Urinary Tract Diseaseの略。尿路結石はFLUTDの一因でそれ以外にも様々な原因で起こる。猫はもともと暑い砂漠で生活していて、水をあまり飲まず濃い尿をする。だからウェットフードを使用することがはFLUTDの管理に役に立つ。特に秋から冬になりやすいので気をつける。

    ペットにあげないほうがよいものとして、ほうれん草、チョコレート、魚介類、甲殻類、生の豆やナッツ類、生卵、砂糖、煮干や海苔、ご飯、レバーなど。

    ペットは人間と違って、食べ物の見た目や色を気にしない、原材料の質や鮮度を人間より敏感に感じ取ることができる、目新しい食べ物を求める。

    ペットフード安全法、公正競争規約よりパッケージに義務付けられている表示は、名称、原材料名、賞味期限、事業者名および住所、原産国名、目的、給与方法、成分、内容量の9つ。

    社会化の時期は
    犬:生後3週間から3,4ヶ月齢まで
    猫は生後3-7週間まで

    ワクチンは生後91日以上のすべての犬に義務付けられている。最初は1年は8週、11週、14週と1年後の4回、それ以降は毎年一回。主な対象病気は狂犬病、ジステンパー、パルポウイルス、犬伝染症肝炎、猫ウイルス性鼻器官炎、猫カリシウイルス、猫汎白血球減少症。

    避妊・虚勢をすると生殖欲求がなくなり、運動量が少なくなる。本来、生殖行動に向けられていたエネルギー消費が不要になるから手術前よりエネルギーが少なくなる。

    日本は盲導犬が1000頭、だけどニーズは4700頭。

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著者プロフィール

(日本獣医生命科学大学獣医学部 教授)

「2009年 『イラストでみる犬の応急手当』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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