風の子レラ

著者 :
  • 青山出版社
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本棚登録 : 15
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784899980247

作品紹介・あらすじ

「風の神様」に祝福された少女。あの世までも包みこむ大らかな物語。母をなくした東京育ちのレラが、北海道で出会ったものは…。

感想・レビュー・書評

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  • 決して風の谷のナウシカのパクリではありません(通ずるものはありますが)。
    先住民アイヌの血を受け継ぐ、一人の女の子を中心とした物語です(でも決して空想ではないのです)
    本書の中にも出てきますが、普通の日本人の中にも1/4はアイヌと同じDNAがあるそうです。
    日本人は単一民族的な教育しかされていませんが期限や封印された歴史を紐解けばいろいろな種族の集まりなんですよね。でもそれを公には認めない。
    なぜなんでしょう?
    「生きるってことは障害物競争さ。他人との競争じゃない、自分自身が課したハードルとの戦いなんだよ。この世に生まれてくるときには誰もが前世よりも少し困難なハードル自分で決めるんだ。何度も何度も生まれ変わって魂のレベルがあがるたびに、ハードルをまえより高くしていく。健康で、ハンサムで、金持ちで何不自由なく育てられたなんていう人は、まだまだ幼稚園レベルさ。卒業論文を書く大学生レベルになると、自分にもっと困難なハードルかして生まれてくる。気高い魂と強靭な勇気をもった最高レベルの人間、それが障害者なんだよ」
    っと、今から父となる青年にアイヌのばあちゃんは言います。
    これがアイヌというか、人間に必要なんでしょうね。
    障害者=弱者ではなく、自分よりもすごい人に思えること。それは他者を認めることです。それが必要なんでしょう。
    (でも、集団になるとそれが・・・・・・)
    っま、とにかくシエワアン(アイヌ語でくそったれの意)の世の中ですが、これも魂のレベルを上げるハードルです。一歩づつ、乗り越えていきましょう。
    っと、相変わらずまとまっていませんがこんな感じで!
    本の内容的にはアイヌの文化や和人との関係。そして自然との付き合い方。っでその破壊と。いろいろと盛りだくさん。そして・・・・っと結構面白かったです。

  • レラは10歳の登校拒否児。母が急死して,父と祖母の住む自然と共生するアイヌの村に移り住むが,ダム問題が発生していた。父は乱暴者で,よく考えずに行動し,金に目が眩んでダム推進派に荷担してしまうが,いざ水を貯め始めると聞いて,ダイナマイトでダムを破壊しようとして墜落死してしまう。心が破壊され,アイヌの村も解体の危機に立たされる。レラが正気を取り戻し,アイヌの伝統を保つために活動し始める。

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