- Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
- / ISBN・EAN: 9784900430150
作品紹介・あらすじ
"裏切り者を罠に掛けろ!"父親が遺した無念のメモを発見したエリザベスは、意志を変えて巨大企業集団の社長の椅子を継ぐ。金に飢える重役たちは、一人の男を除いて、みな血族だ。自分の名が筆頭に載る暗殺者リストまで相続してしまったエリザベスを待ちかまえているものは?
感想・レビュー・書評
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面白かったけどちょっと古い感じ
前 流行ってたもんね詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エリザベスの元に次々と舞い込む企業トラブル、研究所の爆発、事故に見せかけた暗殺未遂。
互いの思惑が見え隠れしながら、未だ裏切り者の尻尾は掴めない。
しかしトラブルによる会社の財政難が進むと共に、株式公開の圧力は強くなっていくーー。
シドニィ・シェルダンの描き出す超大型ミステリー。
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みんながみんな怪しくて、最後の最後まで犯人が誰だか分からない。なんだか疑心暗鬼になる物語でした。笑
面白かったけど、最後に勢いが集中して煩雑さを感じた部分もありました。
海外ならではのスケールの大きさは毎度のこと、何らかの形で犯人が罰せられるのも海外らしいなと思います。 -
警察が出てくるところから急展開って感じ!
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購入者;宇都宮 返却(2007.4.24)最後の最後まで誰が犯人なのかわからないミステリーです。要所要所でユーモアの感じる作品でした。
貸出:滝口(2007.7.3)返却(2007.8.15) -
急展開です。上巻と比較しても読むスピードは1.5倍。
主人公以外は基本的に怪しいです。
切れ者の刑事が出てきますが、適当な俳優が見当たらず、そうイメージを膨らませることができなかった。 -
物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
東大OPACには登録されていません。
貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
返却:物性研図書室へ返却してください -
<閲覧スタッフより>
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所在記号:933||SHS||2B
資料番号:20043571
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<閲覧スタッフより>
巨大財閥の社長サム・ロッフが登山事故で急死した。事件か事故かわからないそのニュースは瞬く間に広がり、社長を継いだ娘エリザベスは、その莫大な遺産によって金に困っていた”血族”の誰かから命を狙われるようになり…。全員訳ありなキャラも魅力的で、読んでいるこちらも最後までハラハラさせられます。
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所在記号:933||SHS||2B
資料番号:20043571
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さて本作では他の作品と比べて、意外と先が読める。さらには最後に明かされるエリザベスの命を狙う犯人も案外解りやすい。巷間ではそれが他の作品よりも評価がちょっと低い原因となっている。でもシェルダン作品を初めて読んだ人はどうなんだろうか?私は今まで何作か読んできて、作者の創作テクニックに馴れてきたがために見破れたように思える。なんせこの時まだ高校生だし。
しかし本作は私にある一つの希望を与えてくれた本でもある。本作でヒロインのエリザベスをサポートするリーズ・ウィリアムスという人物の生い立ちだ。彼は貧しい家の出ながらも一生懸命努力して一流企業でその地位を固める。それだけならばまだよくある話なのだが、彼は自らを磨き、どんな場所に出ても恥ずかしくない、社交界でのマナーを身に付け、洗練された人物となり、周囲の信頼を得るのだ。それがゆえに自分が貧しい出自であったことをちらりとも窺えさせない。
私も決して裕福な家庭ではなく、それどころかむしろ貧しい家庭の部類だったといえよう。しかし本作でのリーズの生き様は努力すれば自分も洗練された男になれるかもしれないという希望を与えてくれた。今の自分を振り返って果たして自分が洗練されているかどうかはわからないが、両親が私を育てくれた環境よりは裕福だし、それなりにいいお店に出入りもでき、そういう場所での振舞いもそつなく出来るようになった。思えば今の自分があるのはこのリーズの影響が強かったように思う。高校のときにこの本を読み、リーズのような男に出会えたことは私にとって非常な幸運だったのだろう。
本書はシドニー・シェルダンのこれまで読んだ諸作では出来栄えという点では確かに面白いけれども並みの部類になるだろうが、このリーズというキャラクターのお陰で私の中ではちょっと特別になっている。 -
'92.9同僚に借りて読了。