血族 下

  • アカデミー出版
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本棚登録 : 271
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900430211

感想・レビュー・書評

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  • “裏切り者を罠に賭けろ”と残した父の死は事故ではなかった? エリザベスは身近にいるらしい犯人を探っていく。

    何者かに命を狙われつつも、天才的な経営手腕を発揮していくエリザベス。いったい裏切り者は誰なのか? 下巻から登場するオルニュング刑事が探偵役となり、少しずつ真実に近づいていくミステリーと、危機迫るサスペンスが続く。最愛の人、リーズはいったいどっちなのだろう?最後の最後までどうなるかわからない展開にハラハラ。相変わらず血族たち個々のエピソードも面白く、その中の誰が犯人なのか予測するのも楽しい(殺伐とした話ではあるが)。人間の心の闇が垣間見える群像に引き込まれる傑作。

  • 「親族の中に裏切り者がいる!」
    大企業の社長である父を亡くした令嬢が跡を継ぎ、自らも命を狙われながら会社経営に奮闘しつつ父の死の真相を追う……。

    一番怪しかった人が犯人ではなくて、一番そんな事ができなさそうな人が犯人でした!という結末には純粋に驚かされました。
    事件のスリルあり、お嬢様なヒロインとハンサムなやり手ビジネスマンとのロマンスもあり、きわどい描写もあり、なるほど夜も眠れないほど読みふけってしまいました。

    クライマックスの別荘が炎上する場面は迫力がありましたが、欲を言えばもう少し余韻を残す終わり方が良かったです。

  • ずっととある人物が真犯人だとおもっていましたが、見事に裏切られました。

  • 死んでも読まないだろうと思っていたアカデミー出版の「超訳」だけど、前任者が置いていったのを捨てるのもなんなんで読んでみた。

    確かにリーダビリティは高い。悪く言えばそれだけだけど。余韻もくそもないラストだけど。乗り物の中で時間つぶすには良いかも。

    ゴージャスなミリオネアの生活やハンサムな男性とのロマンスにサスペンスが味付けされていて、このハーレクイン的なところが女性にも受け、且つ男性にも受けそうなセクシャルな描写も盛り込まれていて、要はこれが万人受けか、と。

  • オルニュング刑事がいい味を出してました。上巻に比べだいぶ面白かったです。しかし悪役のうざさはさすが。結末はあっさりでした。エピローグが欲しかったです。

  • 6時間の待ち時間で、最後の大詰めを数ページ残して呼び出しがかかってしまった。結末が気になって気になって過ごすこと1週間。やっと、近所の古本屋で立ち読みして読破。
    シェルダンお決まりの下巻からの急転直下の勢いはスピード感があってスリリングであったが、「恋人が真犯人だと思いショック→現れた真犯人は信頼してた人物→恋人はやっぱり味方だった」の展開はいつもどおりでちょっと途中から誰が犯人か読めてしまった。終わり方はドラマチックであったとは思うものの、個人的にはうーーーんというところ。

  • これを読み終わって意外な印象とゆうか・・・が、子供を殺し妻を殺そうとする男、これが違っていた部分だった。なんか、その事実だけがやたら心に残ってしまった。

  • There were many enemies around the rich president.

  • おもしろかった

  • ついに黒幕が明らかになる下巻。
    犯人の狙いと、その攻防が迎える結末とは。

    アクションは厚みを増し、
    どの家庭問題も切迫を極めていく...
    上巻から、さらにミステリーとロマンスも加わり、
    全てのテイストを余すことなく楽しめた。

    ただ、時間を掛けて読んだからか、記憶力がないだけか、
    終盤に至っても人物が曖昧なところがあり、
    それぞれを思い出すのに一呼吸。

    そんなものだから、
    犯人が明らかになったときも、
    「あいつは... えーと、あぁ... あいつか!」と、
    乗り遅れてしまったのが少し残念。

    元凶は抑えられたが、
    まだまだ問題が山積みのロッフ社。
    エリザベスの才幹で起死回生を図れるか、
    急いで切り上げずとも、まだまだ読む気力はあった。

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著者プロフィール

シドニィ・シェルダン(Sidney Sheldon)
1917年2月11日 - 2007年1月30日
アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれ。父はドイツ系ユダヤ人、母はロシア系ユダヤ人。1937年からハリウッドで映画に関わった後、大戦中兵役に就く。終戦後、本格的に劇作家・脚本家の道へ。1947年に映画『独身者と女学生』でアカデミー脚本賞を受賞した。
1969年から小説を書き始める。『顔』でデビューし評価を受け、執筆を続けた。主な代表作としてテレビドラマ化された1982年『ゲームの達人』で、日本でも上下計700万部を突破するベストセラーとなった。ほか、映画化・ドラマ化された『真夜中は別の顔』。

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