いまここに生きる

  • あめんどう
4.14
  • (10)
  • (4)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 46
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900677050

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 2017.5.13
    誕生日を祝うことによって、いのちの恵みの素晴らしさを改めて思うことができる。「あなたが生きていることは、素晴らしい。あなたがこの地上で、私たちと共に歩んでくれるので嬉しい。さあ共に喜び、楽しもう。この日は私たちが存在し、共に生きるために造られた日なのだから」
    「(世界のいろいろなことに心を奪われ何もできないと思ってしまうが)自分が成すべく召されている小さな事をじゅうぶんに果たし、その召命に忠実であること。そしてそこから与えられる喜びと平安をしっかりと握りしめること」
    「人を裁くことは耐え難い重荷である。誰一人として裁く必要のない状態→本当の心の自由ではないか」

  • 私はプロテスタントだが、あとがきにも書かれているように、祈りや霊性に関するカトリックの深みのある言葉が羨ましいと思うことがある。

  • ナウエンとお話ししたい、と切実に思った一冊。

  • オランダ出身のカトリック司祭であり、多くの著作を残したヘンリ・ナウエンが、人びとの生活の指針のようなものを説いた本です。

    著者の素晴らしいところは、いまここにある世界の暗い部分を消して無視することなく、また自身の内にある弱さに目を伏せることもなく、この浮世を生きる人びとに実感をもって伝わる言葉を綴っているところだと思います。俗世を超越したような「お説教」の次元には留まりません。

    確かにどの文章も最後は「神の愛」なるものに帰着します。そこが受け入れられるかどうか、という問題はあります。表層的に読んでしまえば退屈な本かもしれません。しかしクリスチャンではない自分でも共感できるところは少なからずありました。


    "これらのことのゆえに私たちは、思い煩いに終止符を打つことができるでしょうか。たぶん、できないでしょう。私たちがこの世にある限り、緊張と精神的圧力に絶えず見まわれ、私たちの心は決して思い煩いから自由にされることはないでしょう。しかし、私たちの思いとこころが、私たちを取り囲む神の愛に絶えず立ち戻りさえするなら、くよくよ悩みがちな自分に、絶えず微笑みを向けることができるようになります。そして神の国の光景をかいまみる目と、その訪れを告げる響きを聞く耳を、つねに持ち続けることができるでしょう"(P.130)

    "現代社会で私たちは、人間の悲惨さを伝えるあまりにも多くの「ニュース」にさらされているので、その過重な負担のせいで心が麻痺しやすくなっています。しかし、神の憐れみ深い心に限界はありません。神の心は人間の心より、はるかに、果てしなく大きいものです。そして、神はその大きな心を私たちに与えようとなさいます。それは、私たちが燃え尽きたり、麻痺したりすることなしに、すべての人を愛することができるようになるためです"(P.164)

    "人間関係を、あたかも「人間が作る」もののように生き、人の定めた規則や慣例が変更され、変化するたびにそれに左右されるものと見ているなら、現代社会を特徴づける果てしない分裂や疎外感以外のものを見出すことはできないでしょう。しかし私たちが、愛の源としての神を、飽くことなく、絶えず求め続けるなら、神の民への神の贈り物である愛を見出すことができます"(P.192)

    (20160220)

  • 一項目ずつ、朝の黙想の前に読む。

  • むちゃくちゃいい。

    キリスト者として生きること、キリスト者がコミュニティを形成すること、キリスト者が生きていることの意味と喜びを再確認させてくれる本。

  • 再びナーウェンにはまっている。教会の書棚にあったので懐かしくなり、手にとって読んでみたら止まらなくなってしまった。どんな人の心深くにも潜む「寂しさ」に真正面から向き合い、それを無理に打ち消すのではなく、そのただ中で、神そして人の愛の豊かさを知る・・・。カトリックの司祭として生涯独身を通し、同性愛的な衝動とも苦しみながら格闘してきたナーウェン。彼の赤裸々な告白は、あらゆる人に訴えかけるに違いない。

全8件中 1 - 8件を表示
ツイートする