太陽の王ラムセス 2

  • ネオテリック
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900845268

感想・レビュー・書評

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  • 面白い!古代エジプトの歴史と文化を存分に楽しめる。この巻は即位したてのラムセスの話。

    夏の夕暮れに飛び去る朱鷺は、日本に住む私にはとても遠い表現だと思った。

    メネラオスはヘレネをギリシアへ連れて帰りたい。それを拒むヘレネの不安を取り除いてやらないのはなぜか?彼女が奴隷だからか?
    しかしヘレネははやく帰国して欲しい。可哀想だけど他国の王女とエジプトの民の50人の生命だと、自国民の方が大切では?と思ってしまう。
    ラムセスがセタオーを説得した時、ウキウキ蛇を袋に詰めてるのが面白かった。

    シェナルが陰謀と外交だけで、王様になれる!戦争は野蛮だし、歴代の王の教えは古臭い!って言ってられるのは、セティ王の治世下が平和だったからなんだな。
    シェナルの諦めの悪さは凄いけど、いい加減そんなものに付き合うのも嫌になってきた。
    仮にラムセスを退けて王位に立っても傀儡と陰謀ばかりでろくな国ができないだろう。

    ネフェルタリと娘に呪いをかけられた時、ドキドキした。ネフェルタリの先見の力もファラオが持つ呪いを跳ね除ける力も、オカルトなんだけど上手い演出だなあ。

  • (2000.12.13読了)(2000.10.16購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    ラムセスがついに即位する時がきた。光の息子、太陽の化身、ラムセス王の誕生である。だが執拗に王位を狙う兄シェナルに加え、異国の魔術師オフィール、強国ヒッタイトの魔の手がラムセスに忍び寄る。そして、運命の悪戯に翻弄されていくモーゼ…有形無形の敵に打ち勝つために、ラムセスと王妃ネフェルタリが選んだ道は…不滅の大神殿、ラムセウムを建てることであった。『太陽の王ラムセス』待望の第二巻。

    ☆関連図書(既読)
    「太陽の王 ラムセス(1)」クリスチャン・ジャック著・鳥取絹子訳、青山出版社、1996.11.05
    「ラムセスⅡ世」P.ファンデンベルク著・坂本明美訳、アリアドネ企画、1997.07.14

  • 神殿をいっぱい築きます。
    エジプトに行く身としては、楽しみすぎます。それはさておき、ファラオとなったラムセスに起こる試練。これも見所です。どんどん、逞しくなっていく。

  • ついに始まったラムセスの治世。
    ラムセスは時を越える神殿ラムセウムや新都ペル・ラムセスの建設を進め治世は順調なように見えたが、裏では異国の魔術師やヒッタイトの間諜が暗躍し謀略が着々と進んでいた!?
    目が離せない展開に惹きつけられます。

  • エジプトの偉大なファラオ、ラムセス2世の伝記小説。ラムセスの書記官によって、ヒエログリフで書かれた伝記を元に、よくもこんなにも魅力的な小説に仕立てられるものだと感心する。3200年も前に生きた、ファラオのたくましくて、情熱的な生き様を、まるで現代のことのように感じられる小説だ。登場人物の中には、有名な第一王妃ネフェルタリ、イシス、ギリシャの詩人ホメロス、モーゼなど、様々な人物が登場し、恋愛あり、陰謀あり、とにかく飽きさせない。読み進んでいくうちに、ラムセスの虜になってしまい、あとは小説が終わらないで欲しいと願うようになったのを覚えている。
    皆さんも是非一度、ラムセスに魅せられてみてほしい。(K)

  •  1997年9月3日購入

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