活発な暗闇 新装改訂版

制作 : 江國 香織 
  • いそっぷ社
3.75
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本棚登録 : 93
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900963689

作品紹介・あらすじ

可笑しみのある詩、弱っちい感じの詩、軽やかな詩、明晰な詩、遠くにつれていってくれる詩、そして勇ましい詩…江國香織が選んだ、詩のアンサンブルをお楽しみください。

感想・レビュー・書評

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  • 江國香織さんが国内外問わず選んだ約60篇の珠玉の詩たち。
    真っ黒のカバーと酒井駒子さんのイラストが、品良くこの詩集を彩ります。普段は文庫派ですが思わずハードカバーで即買いしました。
    何度も何度も文字を追って自分なりに噛みしめたくなるような、力強い詩が揃っています。巻末の江國さんの一篇一篇に対する短い解説も味わいがあります。
    特に印象的な作品を簡単に。

    『娘とアップルパイ』(レイモンド・カーヴァー、P12)
    私の父もこんな気持ちで送り出してくれたのかもしれない。父と娘の何気ない朝の風景。

    『海の二階』(堀口大學、P31)
    たった22字で、世界はこうも広がるのか。この本を閉じた後、堀口大學の詩集を買いに急いだ。

    『家出人人相書』(佐藤春夫、P66)
    近くにいてほしくはない人。でもどうしてこうも心惹かれるんだろう。思わず妄想が捗る。

    『来るんじゃない 私が死んだならば』(アルフレッド・テニスン、P100)
    死に逝く者の厳しさと、底抜けの愛情。

  • 全部は読んでいないのですが。

    詩、というものを学生時代の教科書以来に読んだ気がする。
    詩は小説とはまた違った、リズム感や広がりが感じられて新鮮だった。

    様々な詩があって、それぞれに個性があって、詩もおもしろいな、と思わせてくれた本でした。

  • 暗闇にきらきら光る詩たち。江國香織の感性に溜息がでる。

  • 酒井駒子の表紙に惹かれて手に取り、
    たまたま開いたところの
    高見順の「ガラス」に感じるところがあり
    そのまま読みはじめる。

    「弱っちい」けれど「勇ましい」言葉。
    官能的なものも多く選ばれている。

    日本語で書かれたものも翻訳詩も区別なく載っている。
    翻訳を経ることで初めて現れる表情もあるだろう。
    それは素敵なことだろう。

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