社会的なものの発明 政治的熱情の凋落をめぐる試論

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  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900997745

作品紹介・あらすじ

フーコー統治性の主題系と直結する必読書



統治テクノロジーの相関物として発明された「社会的なもの」─本書は、この問題に関するフーコーの基幹テクストの不在を埋めた最重要レファレンスです。国家における、社会的なもの、政治的なもの、経済的なものの相関配置を、イデオロギーとは違う次元で冷徹に分析、すでに福祉国家の系譜学の古典であるとともに、左右両陣営の政治的境界が溶解した危機の時代に必読のアクチュアルな名著。「社会の動員」(仏語オリジナル版、1982)を併録。

感想・レビュー・書評

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  • 福祉国家の系譜学として,非常に参考になる著作であった.原書の出版は1982年だというが,いろいろ先取りした議論が見られて興味深い.だが,,フランスの人らしい著作で,文章が厄介で一筋縄ではいかず,それに輪をかけて翻訳が凝りすぎ,こだわりすぎていて,読むのに難儀した.これまで一度も出会ったことがない漢字がいくつもみられた.訳者が非常に高度で豊富な知識を持つ人であることはよく分かったが,しかしこんなに難しい漢字を使う必要はあったのか,疑問に思う.

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