権限のない社員が会社を変える―「権限がない」という呪縛からの解放

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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901161749

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  • 【MM121 mylibrary 2006/4/12】



     みなさん、こんにちは。
     本日ご紹介するのは、私のちょっとした知り合いでもある滋賀県の職員さんからのオススメのこちらです。


      藤原雄一郎著「権限のない社員が会社を変える~『権限がない』という呪縛からの解放」(インターワーク出版、2005年)


    まずは、まえがきに書かれている内容を要約してみます。


     小泉総理が就任の挨拶で引用した言葉がある。それは政治とは無縁のダーウィンの進化論だった。

     『この世に生き残る物は、最も強い者か。そうでもない。最も頭のいい者か。そうでもない。それは変化に対応できる生き物だ。』

     長い地球の歴史の中で、それまで想像を絶する大変化があったが、生物はその都度しぶとく生き残ってきた。大変化が発生したときに生
    物は、「絶滅種」と「進化種」の2つに分かれ、「進化種」として生き残った最高峰が私たち人類である。しかし、「絶滅種」と「進化種」
    の分かれ目は、簡単なところにある。

     「会社の現状が大変悪く、改革の必要性は十分認めている。しかし、私には改革を推進する権限がない」と思っていないか?
     この思考こそが、あなたを「絶滅種」にする。
     「自分には権限がない」というのは「住み心地の良い現状を変えたくない」「改革のような痛みのともなうことはしたくない」という
    気持ちの表れ。大変化への対応を拒否する深層心理を正当化しているにすぎない。
     「絶滅種」はこのことを認めたがらない。断固として拒否する。これに対し、「進化種」は「ああそうだったのか」と素直に認める。こ
    こが勝負の分かれ目。進化の必要性を素直に認めると、不思議なことにあなたの身の回りにいろいろな問題があることに気づく。そして
    「権限がなくてもできる改革」がたくさんあることに驚くだろう。
     あなたが改革に乗り出せば、最初は小さな点であったものが、あたかもオセロゲームの石のようにまわりの人に伝わっていくことだろう。
    そして、「点」はやがて「線」になり、ある日突然「面」となって劇的な成果を収める。


    「自分には権限がない」との呪縛から解放された瞬間に、あなたは変わる。
     そのとき、あなたは「絶滅種」から「進化種」へと変身する。
      あたかもさなぎが蝶になるかのように成長する。」


     実際はもっと柔らかい文体で書かれており、大変読みやすい本なのですが、この部分を読むだけでこの本が言わんとしていることが読み
    取れます。自分にはできないと限界を自分で設定してしまうのではなく、まず自分でできることは何だろうか、そういう発想を繰り返すこ
    とが、本来の改革ではないかと訴えています。公務員の世界では、なかなか自分の判断だけで動けることは決して多くはありませんが、そ
    の中でもどのような考えで臨むべきかを考えさせられる一冊です。

     また、日産のゴーンやIBMのガースナーの例なども例としてあげており、より身近に感じられると思います。





    「権限がないから」と、思考停止していませんか?
    その呪縛から解放された瞬間、あなたは“絶望種”から“進化種”への変わります。

    まえがき
    第1章 権限のない社員にチャンス到来
        ~古い価値観にとらわれた経営トップに期待するな~
    第2章 「自分には権限がない」と言うのは、現実逃避にすぎない
        ~経営陣は「裸の王様」であることを知れ~
    第3章 権限のない社員よ、決起せよ
        ~権限のない社員でも革命は起こせる~
    第4章 強いリーダーに学べ
        ~強いリーダーに学んで飛躍しよう~
    第5章 人間に興味を持とう
        ~組織は人。人の心を読めば組織は動く~
    第6章 視野を広げて自分を磨け
        ~実務を学んだら、自分自身をさらに高めよう~
    第7章 これが時代の要求だ
        ~自分の頭で考えろ。失敗を恐れるな~
    第8章 贈る言葉
        ~絶望を感じたら思い出そう~
    あとがき

    【MM153 mylibrary マイライブラリ・アウォード!2006 2007/1/24】


    《次点3》『権限のない社員が会社を変える~『権限がない』という呪縛からの解放』(藤原雄一郎著、インターワーク出版、2005年)
         http://tinyurl.com/kk44o
         【MM121】マイライブラリで紹介。

     (コメント)下っ端だから何もできないという考え方を一掃した、前向きな一冊。

  • 「自分には権限がない」といってなにもしない人がよくいるのですが、
    私はそれではいけないと思っています。
    2章 「自分に権限がない」というのは、現実逃避に過ぎない
    はズバズバきてて大変面白いと思います。
    2章だけでもいいので是非読んでみてください。
    3章以降はそんなにインパクトないかなぁ。
    色んな人が言ってることですので、一通り読めばいいと思います。

    2章は時々読み返してます。

    というところで星4つ。

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