あの事件を追いかけて

  • アストラ
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本棚登録 : 32
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901203449

感想・レビュー・書評

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  • 世間を騒がせた事件現場の風化するスピードが早いことに驚かされた。10〜20年区切りで事件発生現場を追いかけた本書。2000年以降のものでもあっさりと日常を取り戻している様には驚きを禁じ得ない。
    もちろん、かなり時間が経過した事件でも地元の人たちが積極的に話したがらない案件もあり、内容によって様々だが。
    壮絶だった現場にも、すでに新興の住宅が建ち、マンションには新しい住人が入っている。知らないほうが幸福であるということがやっぱり世の中にはたくさんあるんだなとも思った。
    冒頭の回で紹介されている今はなきホテルニュージャパンの潜入は非常に貴重な資料。あの赤坂に10年以上、当時の凄絶な状態で打ち捨てられていたのは奇跡に近い。それだけでも必見の価値がある。

    個人的には他の事件についてももう少し紙幅が欲しかった。
    そこが残念なポイント。しかし取り扱っているネタを考えれば取材の苦労がしのばれる本であることは確かだ。

  • 看板どおりの中身だが、それ以上のものは何もない。事件概要も通りいっぺんだし、巻末ではネタ切れなのか、吉良邸跡の祭りを取材していたりする。「あの事件」って、いくらなんでも古すぎでしょう。
    逆に売りといえば、巻頭のホテル・ニュージャパン跡への潜入取材記であろう。この写真は確かに貴重なものだとは思うが、廃墟の断片だけを見せられても、「だから何…?」という気はしなくもない。
    総じて、悪い意味でのブログあがりという感じ。無料の軽い読みものとしてならいいが、ひと様からお金を取るには弱い。
    この系統には「殺人現場を歩く」という良書があり、見劣り感は否めない。

    2010/10/12読了

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