マッキンゼー式世界最強の問題解決テクニック

  • 英治出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901234214

作品紹介・あらすじ

前著『マッキンゼー式世界最強の仕事術』では、実践的な技法を提示するより「ザ・ファーム」の解説が大半を占めていた。しかし、本書は、逆のアプローチで進められている。前著がマッキンゼーのエンゲージメントに主眼を置いていたのに対し、本書は、どうすればマッキンゼーの方法を、あなたのキャリアや組織に応用できるかを論じている。この目的を果たすため、前著を基盤としつつ、新たな見解も提供していく。

感想・レビュー・書評

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  • 本書に書かれている仕事の仕方等は、科学的(どんな仕事でも科学的に分解し構造化することは可能なはずです。)に仕事をする環境にいるビジネスパーソンには必須のスキルだと思います。
    実践出来ない方、気づいてない方も多いと思いますが、この本は社会人の仕事の仕方に限っては「入門書」といっても良いと思います。
    この本には実践に移そうと思うだけの説得力がありました。

  • 難解

    • 横さん
      マッキンゼーの方法を拝見したくなりました。
      マッキンゼーの方法を拝見したくなりました。
      2021/05/05
  • 会社の図書室で借りた本。Amazonの書評から受ける期待よりは良い本。問題解決までのプロセスを網羅的に、教訓のようなポイントを書いている。個人的には「解決策に事実を当てはめるな。」が一番刺さった。

  • コンサルを目指し、友人から薦められた本。

    しかし、コンサル志望者だけではなく、すべての自己成長したい人にお勧めだと感じる。

    しかし、文章が翻訳のためか、少し難解な文章もあり。

    その中でも、『問題構造をどのように把握していくか』というプロセスに焦点をあてれば、おもしろく読めると思います。

  • ・ ブレーンストーミング
    1. 悪いアイデアはない
    2. ばかげた質問はない
    3. 自分のアイデアを退けられることを嫌がらず、必要であれば自ら取り下げる
    4. 会議が長引き、収穫が減ってきたら中止する。
    5. 紙に書く
    ・ 一日の終わりに、今日学んだもっとも重要なことを3つ書き留める。
    ・ クライアントが変化を起こすことを手伝う。
    ・ 上司を引き立てる。
    ・ 上司にはくまなく報告する
    ・ ストレスとは、心では「嫌だ」と思っているのに、口では「はい、喜んで」と答えているときの感情。

  • この本の内容は相当使える!さすが世界最強コンサルタント集団マッキンゼーといったところ!

    直感とデータがまずはある。それを以下の形で取り囲んでいく。

    分析
    −問題の構造を把握する
    −分析を計画する
    −データを収集する
    −分析結果を解釈する

    プレゼンテーション
    −最終結果をプレゼンテーションする

    マネジメント
    −チームをマネジメントする
    −クライアントをマネジメントする
    −自分をマネジメントする

    それぞれのセクターにおいて金言が書かれている。
    この本はマストバイだろう。

  • コンサルファームでの仕事に関するテクニックを他の企業などで活かしていくかについて記された本。特に興味深い点は、マッキンゼーの卒業生が事業会社において感じた事も描かれており、親近感を持って読み進める事が出来た。

  • 前に読んだ「問題発見プロフェッショナル」で、分析手法の大枠は理解したので、今度は、コンサルタントが実際どのように分析の方針を立て、データを集め、分析しているのかという、具体的なノウハウを知りたかったので購入した。実際、検索エンジン一覧等が掲載されており、有用だった。他にもチームビルディングなどについて書かれている。

  • 前半部分の分析やプレゼンテーションに関する章は他の本で読んだことがあったので面白くなかったが、後半部分のマネージメントの部分は学ぶべきことが多くあった。マッキンゼー出身の上司の行動に納得がいく箇所がいくつかあり面白かったし、自分も身につけられるが実感できた。

    ・CEOフォーカス p.148
    組織の優先事項の上位5つほどを頭にいれておけば、クライアントが最も必要としていることに考えを集中せざる負えなくなる。たとえその一部があなたの仕事に直接かかわってこないとしても。

    ・クライアントが変化を起こすのを手伝う p.154

    ・コミュニケーションは不足より過剰の方がよい p.206

    ・チームの士気に気を配る
    ハードなプロジェクトに取り組んでいる最中、メンバーたちのヤル気と熱意が落ちていないか、逆に空回りしたりしていないか、その温度を敏感に感じ取れるようになろう。チームのヤル気を一定レベルに保つには、むやみに方針を変更せず、メンバーにはプロジェクトの進捗状況とメンバーの貢献を逐一報告し、全員に敬意を持って接しメンバーたちが互いに理解しあえるように手助けし、メンバーの辛さを感じ取れるように努力すること。

    それにしても、ロジックツリーを論理ツリー、イシューツリーを問題点ツリーと訳しているのは、どうも気持ちが悪い。

  • 目次

    はじめに 本書について
    マッキンゼーについて
    問題解決プロセスについて
    用語について
    守秘義務について

    【1】 問題の構造を把握する
    1.構造を把握する
    マッキンゼーのテクニック
      MECE を貫徹させる
      初めての問題など存在しない
      クライアントは、それぞれが唯一無二
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      構造がないと、アイデアに説得力がない
      構造を利用して、思考を強化する
    活用・実践ガイド
      現実を構造化する
      問題を構成要素に分解する
      論理ツリーを活用する
      論理ツリーは MECE であること
      複雑な問題を単純な形で表現する
      新しいフレームワークを考える
    練習問題
      フレームワークをチェックしよう
      論理ツリーを作成しよう
      MECE を構造化してみよう

    2.当初仮説を立てる
    マッキンゼーのテクニック
      最初の会議で問題を解決してしまう
      用意周到な準備が必要
      白紙の状態から始める
      その問題は本当に解決すべき問題なのか
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      当初仮説は時間の節約になる
      当初仮説によって意志決定がより効果的になる
    実践・活用ガイド
      仮説はクイック・テストにかける
      問題点ツリーを作成する
    練習問題
      仮説を立証してみよう
      クイック・テストをしてみよう

    【2】 分析を計画する
    マッキンゼーのテクニック
      キー・ドライバーを探す
      大きな絵を眺める
      海の水を全部沸かすな
      解決策が姿を現すまで待つこともある
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      立てた仮説から必要な分析を割り出す
      分析の優先順位をきちんと決める
      絶対的正確さを目指さない
      難しい問題は三角法で測定する
    実践・活用ガイド
      問題点をリストアップする
      無用な分析を省く
    練習問題
      問題点ツリーを作成してみよう

    【3】 データを収集する
    1.リサーチの戦略とツール
    マッキンゼーのテクニック
      問題解決は事実から出発する
      「見当もつかない」は暗号
      具体的なリサーチの実践テクニック
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      自分の組織のデータに関する方針を診断する
      確かな事実が持つ威力を証明する
      適切なインフラを構築する
    実践・活用ガイド
      戦略的なデータ収集とは
      事実を重視する文化を築く
      適切な情報源を探す
    練習問題
      データの妥当性をチェックしてみよう
      データ収集計画を立てよう
    2.面接調査のテクニック
    マッキンゼーのテクニック
      事前の準備−面接調査ガイドの作成
      面接の本質−聴きかつ導く
      面接調査を成功させる七つの戦略
      面接の相手を裸にしない
      面接トラブル対処法
      必ず礼状を書く
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      面接を構造化する
      面接では聞くことに専念する
      面接ではこまやかな配慮をする
    活用・実践ガイド
      面接前後のフォローに気を配る
    練習問題
      面接ガイドを作成してみよう
      礼状を書いてみよう
    3.ナレッジ・マネジメントを究める
    マッキンゼーのテクニック
      初めての問題など存在しない
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      すぐに応える文化を創り出す
      外部の知識を活用する
      入力の質を管理する
    活用・実践ガイド
      知識を共有する
      組織全体が参加する
    練習問題
      あなたの会社のナレッジ・マネジメントをチェックしよう
      ナレッジ・マネジメントに担当者メモを書いてみよう

    【4】 分析結果を解釈する
    1.データを理解する
    マッキンゼーのテクニック
      80対20の法則
      毎日一つチャートを作る
      解決策に事実を当てはめるな
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      「だからどうなのだ?」と考える
      的外れでないことを確かめる
      分析には限界があることを忘れない
    活用・実践ガイド
      事実が仮説と矛盾するときは、仮説を変える
      80対20の法則を活用する
    練習問題
      「だからどうなのだ?」のチェックをしよう
      自分の仕事を80対20の法則で分析しよう
      自分の会社を80対20の法則で分析しよう
    2.最終結果を生み出す
    マッキンゼーのテクニック
      クライアントに合った解決策を提案する
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      クライアントの眼を通して見る
      クライアントの能力の限界を考慮する
    活用・実践ガイド
      すべてを話してはいけない
      クライアントが変化を起こすのを手伝う
    練習問題
      年次報告書を見てみよう
      CEO が照準を合わせるべき5〜6つの問題点は何かを
       考えてみよう
      あなたが属している組織の強みと限界をリストに
       してみよう

    【5】 最終結果をプレゼンテーションする
    1.プレゼンテーションの構造
    マッキンゼーのテクニック
      誰にでもわかる道順を示す
      エレベーター・テスト
      簡潔に−一つのチャートに一つのメッセージ
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      思考をしっかりした構造で支える
    活用・実践ガイド
      プレゼンテーションも MECE で
      結論から始める
      事前にエレベーター・テストを実施する
      添付資料はシンプルであること
    練習問題
      社説を論理的な構造にあてはめてみよう
      プレゼンテーションをビデオに録画しよう
      わかりにくいチャートを描き直してみよう
    2.同意を得る
    マッキンゼーのテクニック
      関係者全員に事前通告する
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      驚かれるようなことを避ける
      プレゼンテーションを聞き手に合わせる
    活用・実践ガイド
      柔軟に対処する
    練習問題
      意志決定者の傾向を分析する
      二つ以上のグループの差違を識別してみよう

    【6】 チームをマネジメントする
    1.チームを編成する
    マッキンゼーのテクニック
      最適なスキルと人材を慎重に選ぶ
      マッキンゼー式採用プロセス
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      示された能力だけでなく、相手の潜在的能力にも配慮する
      多様性の価値を理解する
      計画性を持って人材を採用する
    活用・実践ガイド
      誰を雇うべきか
      どうやって探すか
      多様性を忘れずに
    練習問題
      理想のチームを想像してみよう
      人材採用の計画を練ろう
    2.コミュニケーションを促進する
    マッキンゼーのテクニック
      情報をスムーズに流す
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      耳は二つあるが、口は一つしかないことを忘れてはいけない
      何を言うかだけでなく、どう言うかが重要だ
      コミュニケーションは、不足より過剰のほうがいい
    活用・実践ガイド
      聞くトレーニングを利用する
    練習問題
      コミュニケーションの改善法を考えてみよう
    3.きずなを育てる
    マッキンゼーのテクニック
      チームの士気に気を配る
      きずなは、ほんの少しで十分だ
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      いっしょに過ごす
      十分に報いる
    活用・実践ガイド
      きずなを深めるメリットを示す
    練習問題
      報奨制度を検討してみよう
      親睦イベントを計画してみよう
    4.成長を促す
    マッキンゼーのテクニック
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      期待は高く
      つねに働きぶりを評価する
    活用・実践ガイド
      野心的な全体目標を作る
      目標を伝える
      きちんと評価する
      バランスに気を配る
    練習問題
      自己向上のための旅に出よう
      部下の「改善すべき点」を考えてみよう

    【7】 クライアントをマネジメントする
    1.クライアントを獲得する 231
    マッキンゼーのテクニック
      売込みをしないで売り込む
      あくまで到達可能な目標を設定する
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      クライアントをはっきりさせる
      ニーズを押しつけるのではなく、引きつける
    活用・実践ガイド
      クライアントが誰で、ニーズは何なのかを考える
    練習問題
      あなたの売り物は何だろう
    2.クライアントとの関係を調整する
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      クライアントを巻き込む機会を作る
    活用・実践ガイド
      クライアントと協力して成果を生み出す
    練習問題
      クライアントを巻き込む計画を作成しよう
    3.クライアントを保持する
    マッキンゼーのテクニック
      提案は厳しく実行させる
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      責任を分け合い、そのあとに委譲する
      クライアントをヒーローにする
    活用・実践ガイド
      協力してもらう範囲をあらかじめ明確にしておく
    練習問題
      クライアントを巻き込む活動を評価してみよう

    【8】 あなた自身をマネジメントする
    1.職場での生活
    マッキンゼーのテクニック
      自分だけのメンター(師匠)を見つける
      シングルを打つ
      自分の上司を引き立てる
      自己主張するときはリスク覚悟で
      よきアシスタントを確保する
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      自分ができないことは他の人間に任せる
      自分の人脈を最大限に活用する
    2.個人的生活
    マッキンゼーのテクニック
      旅から旅の生活を楽しむ
      自分の生活を手に入れたければ、何かルールを作る
    マッキンゼーでの教訓と成功例
      自分の時間を大切にする
      自分の精神状態をチェックする
      重荷は分かち合う
    練習問題
      人生をせいいっぱい生きよう

    付録・データ収集のための情報源
    謝辞
    著者・翻訳者紹介

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