2010年資本主義大爆裂!: 緊急!近未来10の予測

  • あ・うん
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901318648

作品紹介・あらすじ

サブプライム危機で世界大恐慌へのカウントダウンがはじまった。すべては神のシナリオ通りに進んでいる。

感想・レビュー・書評

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  • ほとんど過去の本に書いて得ることの重複。
    実際に書いたのはラビ・バトラではなく、監訳者となったいるペマ・ギャルポ氏と藤原直哉氏による著作。
    ラビ・バトラとしては内容が軽かったり、日本経済に詳し過ぎたりした。
    それもそのはず、両者はあ・うん社の顧問なのだ。
    この本はラビ・バトラの名前を使って儲けようという目的で出版されたとしか思えない残念なものになった。

  • お金じゃない生き方をしたい僕は、早く資本主義が終わって欲しいと思ってます。

    もっと違った形で、社会全体が回っていけばいいのに、と。

    そんな思いもあって、読んでみました。



    前半は、いかに自分がすごい預言者であるかが書かれています。

    毎日4時間瞑想して、神と対話してるんだとか、2000年までに社会主義が崩壊することを当てたんだとか。



    読むべきは172ページからの70ページほど。


    まず、先述の「神」について。

    瞑想をすることで、自分自身の内側からの声に耳を傾ける。
    すると、宇宙とつながることができる。

    プロセス志向心理学に通じるものを感じます。

    つまり、ここで言う「神」とは、宗教上の神様ではなくて、「大いなる力」、「サムシング・グレート」ってヤツです。

    そういう内面との対話を重ねることで、来るべき未来の姿が見えてくるんだとか。



    星を眺めていると、揺らめいて見える。
    その揺らぎにもリズムがあって、風のそよぎなんかも細かく分析すると、そのリズムなんだ、という、佐治治夫さんの本の中身を思い出した気がします。

    つまり、すべては結局宇宙のリズムなんだと。




    そんなラビ・バトラが預言する、資本主義の崩壊は、結局落ち着くところは、資本主義と社会主義の中間、みたいな場所のようです。


    諸悪の根源である、「富の集中を排除した、倫理的で合理的なシステム」だと。

    資本主義のように「マネー」が世界を支配するのではなく、社会主義や共産主義のように「政府」が社会を統制するのでもない。

    新しい「プラウト経済」では、「ニーズ」が社会をコントロールするそうです。






    ここまで書いてきて、大事なことを書き忘れていたことを思い出しました。



    ラビ・バトラの経済循環の考え方として、

    『武力』→『知力』→『富力』→『武力』→・・・

    と循環するというものがあります。

    そして、今は『富力』、富が社会を支配している時代、だと。

    そこから『武力』の時代へ移行するにあたって、下からの革命が起こるんだそうです。
    それは、『武力』による革命であったり、労働者による社会革命であったりするそうですが。




    今後、何らかの革命が起こり、富の集中を排除した結果、民衆が主役の『ニーズ』が社会を動かす世の中になっていくってことでしょうか?





    まぁ、何にしても、変化を受け入れる心だけは、準備しておいたほうがよさそうです。




    ラビ・バトラについての詳しいブログは、いろいろとあるので、興味を持った方は調べてみてください。

    一応参考まで。

    http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/5b01401f8a8ef4f078788ba123244ebb

    http://blog.livedoor.jp/s88888888/archives/cat_604340.html

  • サブプライム危機で世界大恐慌へのカウントダウンがはじまった。すべては神のシナリオ通りに進んでいる―
    経済学者で、世界情勢に関する予測を次々と的中させ、世界的に高い評価を受けているラビ・バトラによる、2010年資本主義崩壊論。
    *********************

    瞑想で得た神からの予言という形をとった、一風変わった経済本。今の世界情勢とこれからのことを分析的に説明している。発行が2008年始めだけど、もう既に半分くらいの予言が当たってるから驚きが隠せない。「神の意識が〜」というと毛嫌いする人もいるかもしれないが、ぜひ読むべき。たぶん、この人は異常にバランス感覚を持っていて、感覚的にそれを未来にはせる事が出来るのであって、それをどう表現するかの違いだと思う。
    誰の目にも資本主義の限界は明らかだけど、2010年に崩壊した後はどうなるのかな〜?本書のシナリオ通り日本から新しい経済のあり方が生まれるほど、日本は賢明でいられるだろうか?

  •  前々から読みたかった一冊。ラビ・バトラといえば、ややトンデモ本っぽい印象を抱いていたのだが、経済学博士だけあってさすがに分析はしっかりしている。ヒンズー教徒としての瞑想にも触れているが、目くじらを立てるほどではあるまい。米国ではいずれの作品もベストセラー入りしている。数々の予言を的中させているが最も有名なのは、「どんなに遅くとも2000年までに共産主義は断末魔の苦しい革命を経て崩壊し、2010年までに資本主義は崩壊する」というもの。

     <a href="http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20080817/p2" target="_blank">http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20080817/p2</a>

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