- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901330442
作品紹介・あらすじ
多額の予算をかけて、教科書でも副読本でもなく、執筆者の名前さえ明らかでない不思議なプレゼント=「心のノート」が全国の小中学生に贈られた。子どもたちの心の教育の必要性が叫ばれ、道徳教育を声高に求める人たちもいるが、はたして「心のノート」は子どもの心を育て、「道徳」性を培うことができるものなのか?「心のノート」は子どもたちにどんな作用を及ぼし、私たちの学校と社会をどのような方向性に向かわせるものなのか。倫理学、教育実践学、子ども論、青少年政策の多角的な視点から、この「プレゼント」を吟味する。
感想・レビュー・書評
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[ 内容 ]
二〇〇二年度、多額の予算をかけて、教科書でも副読本でもなく、執筆者の名前さえ明らかでないふしぎなプレゼント、「心のノート」が全国の小中学生に贈られた。
子どもたちの心の教育の必要性が叫ばれ、道徳教育を声高に求める人たちもいるが、はたして「心のノート」は子どもの心を育て、「道徳」性を培うことができるものなのか?
「心のノート」は子どもたちにどんな作用を及ぼし、私たちの学校と社会をどのような方向性へ向かわせるものなのか。
倫理学、教育実践学、平和心理学、子ども論、青少年政策の多角的な視点から、この「プレゼント」を吟味する。
[ 目次 ]
第1章 倫理的・道徳的成熟の分水嶺(違和感からの出発;一線を越えた世界 ほか)
第2章 「心のノート」は対話を可能にする宝物となりうるか(プレゼントをもらう意味;子どもたちの「わたし」 ほか)
第3章 「心のノート」と今日の子ども・若者の規範意識(「心の教育」が進められてきた背景;規範意識は変わってきたのか ほか)
第4章 「心のノート」と「心の教育」のポリティクス(教育現場での受けとめ方;「心のノート」を使った道徳の授業 ほか)
第5章 平和心理学から見た「心のノート」問題(平和心理学とは何か;平和心理学から「心のノート」を見る ほか)
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