- Amazon.co.jp ・本 (118ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901391450
作品紹介・あらすじ
いま、日本文化が破滅の危機にあるといっても誰もまともに取り合わない。危機意識は薄い。しかし、日本文化の伝承者を自認する著者は違う。列島をおおう乱開発や経済優先、動きだしたら止まらない行政システム…自然や文化は失われ、地方は没落していく。それに警鐘を鳴らし、怒り、果てには何度も見切りをつけようと悩んできた。しかし、そのたびに日本に引き戻されてしまう。カーはそれも「運命だ」と笑う。外からの刺激を受けつつ、長い時間と精神性がその国の文化の「実」をつくっていく。だが、日本が経済大国になったとき、「日本的なもの」こそが諸悪の根源に変わってしまった。理想を失った文化は再生できるのだろうか。いまこそ「実」をともなった「日本ブランド」が求められている。
感想・レビュー・書評
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犬と鬼の作者のインタビューもの。
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○日本文化の発信より外の刺激を受信する。
○実に帰る。実から芸術を生み出す。
○眠っているものと目覚めたものとの溝。中間の不在。
○犠牲と無責任
○教育の多様性は教科書検定をなくすことから。
日本にとっての外は、単なる外国として良いのか。 -
2冊
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「犬と鬼」の作者が書いた本
こっち方が短くインタビュー形式なので読みやすい