燈火節: 随筆+小説集

  • 月曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (802ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901477130

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  • 「彼は才力の上にも格闘出来る女に遭遇した。」と芥川龍之介に「越し人」と言わしめたアイルランド文学者松村みね子/片山廣子の唯一の随筆集『燈火節』全文と大正から昭和にかけて執筆された随筆、小説、童話、明治期に発表された擬古文調の散文を収めた800P越えの本。童話『魔女の林檎』は幼い時読んだ事があるかも。夫を失った慟哭が時を経つにつれて悲しみが癒されていく日々の心を描いた『かなしみの後に』が胸を打った。「自分の弱きを知ることは幸福かも知れないが、人がそれを知ってくれて其人自身の心のやうに其の愚かな心をそうつと包んでくれることは本当に幸福だ。」ワタシにはその様な友はいるだろうか?

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著者プロフィール

片山 廣子(かたやま・ひろこ):1878~1957年。東京生まれ。歌人、随筆家、翻訳家。東洋英和女学校卒業、佐佐木信綱に師事し歌人として活躍、歌集『翡翆』『野に住みて』を出版。松村みね子の筆名で、シング、イエーツなどのアイルランド文学の翻訳を手がけ、坪内逍遥、森?外らに高く評価された。1953年刊の随筆集『燈火節』(暮しの手帖社刊)は第3回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。芥川龍之介の思い人としても知られ、『或阿呆の一生』に登場する。

「2024年 『片山廣子随筆集 ともしい日の記念』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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