「和平合意」はなぜ崩壊したのか (土井敏邦・ドキュメンタリー「届かぬ声―パレスチナ・占領と生きる人びと」1)[DVD]【ライブラリー版】

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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784901510868

作品紹介・あらすじ

□無償による次の行為を許諾するライブラリー版です。
 (許諾票がパッケージに添付されています)
・個人への施設外貸出
・購入施設内での個人視聴
・購入施設内での上映

□1993 年の「和平合意」が、パレスチナ人住民の真の平和につながらなかった現実とその原因を、ガザ地区最大の難民キャンプ・ジャバリアに住むある家族の6年間の生活を通して描く。

感想・レビュー・書評

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  • 背後にいるアメリカの気配を感じながら、パレスチナ自治政府とイスラエルに追い詰められるパレスチナ人の姿が、ナチスや様々な国で迫害を受けてきたユダヤ人の姿と重なった。
    イスラエル人、ユダヤ人達は、自分たちがしていることを分かっているのか。

    アラブ人の文化って、インテリアを見た感じだと、基本的にめちゃくちゃゴージャスなんだね!
    あの美しいインテリアの家を爆撃で破壊するなんて犯罪だ。

    はじめから最後までショックを受け続けたドキュメンタリーだった。でも一番ショックだったのは、パレスチナの警察に息子を逮捕されて、解放するためのお金を要求された父親の話。警察が一般市民を営利誘拐するの?自分の隣人、自分の同胞ではないの?

    イスラエル・パレスチナ問題に関してはふわっとした、知識とも言えないイメージくらいしか持っていなくて、のほほんと見始めたんだけど、見て良かった。
    この監督さんの作品をもっと見たいな。画面を見ているだけで、この家族達のことをいつの間にか大好きになっていたの。多分、人として尊重する姿勢で撮影していたからかな。

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著者プロフィール

1953年佐賀県生まれ。ジャーナリスト。
1985年以来、パレスチナをはじめ各地を取材。1993年よりビデオ・ジャーナリストとしての活動も開始し、パレスチナやアジアに関するドキュメンタリーを制作、テレビ各局で放映される。2005年に『ファルージャ 2004年4月』、2009年には『届かぬ声―パレスチナ・占領と生きる人びと』全4部作を完成、その第4部『沈黙を破る』は劇場公開され、2009年度キネマ旬報ベスト・テンの文化映画部門で第1位、石橋湛山記念・早稲田ジャーナリズム大賞を受賞。次作となった『“私”を生きる』(2010年)は、2012年度キネマ旬報ベスト・テン文化映画部門で第2位。

東日本大震災後に制作された中編『飯舘村 第一章・故郷を追われる村人たち』(2012年)では「ゆふいん文化・記録映画祭・第5回松川賞」を受賞。また、2012年には、ビルマ(ミャンマー)から政治難民として日本に渡った青年を14年にわたって見つめた『異国に生きる 日本の中のビルマ人』で2013年度キネマ旬報文化映画第3位、文化庁映画賞文化記録映画優秀賞受賞。その他に『飯舘村 放射能帰村』(2013)、『ガザに生きる』全5部作(2014)など。著書は『アメリカのユダヤ人』、『沈黙を破る─元イスラエル軍将兵が語る“占領”─』(いずれも岩波書店)など多数。

「2020年 『ヨルダン川西岸(3部作)[DVD]ライブラリー版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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