西洋挿絵見聞録―製本・挿絵・蔵書票

著者 :
  • アーツアンドクラフツ
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本棚登録 : 23
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901592550

作品紹介・あらすじ

ルネサンス期、アルドゥスがイタリック体で造った小型本から、総革装に幾何学模様・金箔押しのグロリエの装丁本、さらにロココ時代の艶笑本挿絵、ベル・エポック期に沈没したタイタニック号に積まれた宝石本など、西洋の挿絵・製本・蔵書票のエピソードを綴る。惜しまれつつ亡くなった著者最後のエッセイ。図版170点収載。

感想・レビュー・書評

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  • 21

  • 請求記号:022.39/Kit

  • 【閲覧係より】
    ■モノとしての古書の魅力 ~挿絵・装幀~
    本は読めればいいと思っていませんか?
    装幀の妙、革や紙の手触り、匂い、挿絵の深みなど・・・貴重書でしか味わうことができない魅力もあります。

    製本・装幀・挿絵から蔵書票まで・・・西洋の美しい書物にまつわるエピソードがいっぱい
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    所在番号:022.39||キタ
    資料番号:10197444
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  • 電子書籍では絶対味わえない世界が書かれています。よくお風呂で本を読んでいますが、ここで紹介されている本は絶対にそんなことをしてはいけないものばかりです。この本自体が、とても美しく、大事に扱われるべき一冊に相応しい美貌を誇っています。

  • かつて、西洋では本が王侯貴族や豪商らの所有欲を満たすための美術工芸品だった時代がありました。この本は、彼らが「一点もの」として大切に保管し、愛書家により引き継がれてきた「稀覯本」に関するエッセイです。司書やこの分野の学芸員を目指す方にお勧めします。

    【鹿児島大学】ペンネーム:匿名の名無し
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    鹿大図書館に所蔵がある本です。
    〔所蔵情報〕⇒ http://kusv2.lib.kagoshima-u.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?fword=11111051513
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  • 挿絵だけでなく、本の装丁を扱っているのがうれしい。
    挿絵の文法などが短いことと、お話がながくて、挿絵がないページがあるのが悲しかった。
    できれば、全ページに、必ず挿絵付きにしてもらえると、とてもうれしかったかもしれない。
    古本屋の話などの経験談も、現実味を持つためにはよいが、挿絵そのものに関する言及について、今一歩の踏み込みがほしいかもしれない。
    猫とジャポニズムにおける、マネの猫と花が、ジャンフルーリの「猫」にあるとのことだが、
    「ジャポニズムの影響があるのかもしれない」という記述は、いったいどこにジャポニズムの影響を感じたのかが分からなかった。
    モチーフを半分しか書かずに構成する大胆なトリミングが、日本の浮世絵を思わせたものとのこと。
    著者はどう感じたのだろうか。
    「現代の日本人の眼からすればどうみても西洋の銅版画であるが」と、第三者の目に摩り替えるのはいかがだろうか。
    それなら、日本の切り取り方と西洋の描写法というふうに、断言してもいいのではないのだろうか。

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