- Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901594530
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
ブックオフで珍しい本を発見。
それは、東京喫茶店研究所初代所長・沼田元氣さんの本、「東京喫茶店案内」だ。
2002年発行の古本だが、今読んでも興味深い。
2代目所長は、数多くの著書とメディアに登場している難波里奈さん。
最初に登場するのは、神保町の「さぼうる」だ。
今も変わらない店の外観と内装、さらにコーヒーを注文するとおまけに付くピーナッツも写っている。
次のページをめくると今はなき「柏水堂」(はくすいどう)が載っている。
創業昭和4年で、ステンドグラスのあるお店。
名物は「プードルのバタークリームケーキ」だ。
残念ながらモクモク羊は一度も味わったことがない。
純喫茶に目覚めたのがこの数年なので無理はない。
所々に著名人の「茶話」が載っている。
その中に「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な水木しげるも登場。
漫画家には、喫茶店という場所がつきものでしょう。
売れても売れなくても必要だからと述べている。
また、喫茶店とは、幸福な妖怪が棲む場所なのかもしれませんよとも述べている。
喫茶店に対する思い、利用の仕方は人それぞれで興味深いなあ。
純喫茶は、個人経営の店なので、行けるときに行かないと「幻〜♪」となる可能性がある。
機会を見つけてセッセと行くしかないかあ。 -
レトロ喫茶めぐり
-
本郷三丁目を開拓したい。
-
(・<・)
-
読んでるだけで頭はブレイクタイム。
いつからカフェなるものが出てきたんだろう?
東京の楽しみを教えてくれる1冊かと。 -
実はこの本けっこうレア。この本を読んで御茶ノ水界隈はよく探索しました。
-
学生時代に、この本片手に喫茶店巡りしたっけなあ。
-
ここにおさめられている写真はカラーなのだけど、全体的に茶色っぽい、琥珀系に寄ってる感じ。ぼうっと霞みがかった喫茶空間からは、今にも「豆」の匂いがしみ出してきそうだ。茶話の向こうから、かすかにカチ、カチ、と聞こえてくるのは、カップとスプーンの音。
「店に一歩足を踏み入れた途端に、時間と場所の感覚がずれるような」と息をのむ江國香織。
「喫茶店とは、幸福な妖怪の棲む場所かもしれませんよ」と微笑む水木しげる、はまり役。
「一日一回は外でお茶をしないと頭がどうにかなってしまう」吉本ばなな(当時)はとり憑かれている。
そんな中で、はな×カヒミ・カリィが明るく健康的に「デニーズ」を挙げちゃうところがおもしろい。お茶一杯で長居しやすい場所こそ一番なのだ。
「永遠を見つめる著者近影」の後ろには「(笑)」なんて無粋なマークもつかず、あくまでマジ顔で通しているのが素敵だ。 -
なつかしい匂いのする喫茶店のガイドブック。昭和探しのお散歩の友に。